良いお年を

小雪ちらつく京都で、仕事納めでした。

年末の第九に京響の演奏を選んでくださった皆様、寒い中お忙しい中をお越し下さった皆様、本当にありがとうございました。

下野先生の厳しい第九でした。
マエストロの強い意志と、オーケストラという大きな生き物の息遣いとをリハーサルの中で掛け合わせながら、だんだんにちょうどよい落とし所が見つかって、それは本当にキビシい数日だったけどやっぱり良い本番になって素晴らしい経験をさせていただきました。感謝感謝です。ありがとうございました。

『ワルシャワの生き残り』、すごい曲でしたね。すごい曲というより、こんなことが遠くない過去に現実に起こっていたということが、おぞましいです。言葉を失うとはこのこと。リハーサルしながら、そして本番ももちろん、演奏しながら何とも言えない気持ちに幾度もなりました。語りをされた宮本益光さんの凄まじさも大変なものでした。歴史に学ばなければいけない。過ちは繰り返してはならない。その一助となるために、音楽は有るのだと、シェーンベルクの強い意思を感じた気がしました。

…第九だけでもキツいのに、シェーンベルクから続けて第九というのはホントに目が白黒しましたが笑、ま、第九だけでもキツいので、もう、一緒かな笑。独特の緊張感は客席にも精神的圧迫となって届いたと思います、お付き合いくださりご協力くださったお客様みなさまに、心より感謝いたします。

オーケストラ奏者としての技能が隅々まで試されるような曲を毎年この季節に吹かせてもらって、あぁやっぱりオケマンって物凄い仕事なんだなと改めて感じたり(私はまだまだ足りない)、やっぱりオーケストラってスゴイなと思ったり、クラリネットってやっぱり良い楽器だなとしみじみしたりしながら一年を終えられるのは、本当に幸せなことです。ありがたいです。はぁ、来年も頑張ろう。


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第九の2公演目を無事終えた夜は、第九の間ストップしていた年賀状を朝までかけて書ききり、投函して、卵かけご飯をかきこみながら掃除をして歯磨きをして着替えたらインターホンが鳴って(1人目の生徒)、そこから夕方までぎゅぅっと受験生たちのレッスン納めをし、散髪に駆け込んだ後、ヨガスタジオに滑り込んで(秋からホットヨガ始めてました)年末特別企画「年忘れ!太陽礼拝108回大会」に参加し(煩悩を振り払う代わりに全身筋肉痛のお土産をもらって帰ってきました痛たたたた)、飛んで帰ってベーグルサンドをかじりながら荷造りをして実家に移動、昨日は朝から餅つき大会でした。(野菜プリーズ…)
午後に祖母の家を掃除に行き、帰って練習し、電車に飛び乗って夜は旧友たちと忘年会!やっぱりぐるぐる目が回りっぱなしの年の瀬ですが、なんとか大晦日にたどり着き、お陰さまで元気に過ごさせていただいています。ありがたいことです。


今年の漢字、というのがニュースで流れていた時、頭にふと浮かんだのは「親」という一文字でした。親(おや)というのももちろんですが、それに限らず、自分に近しい人、身近なもの、遠くより近く、目の前のものやことや人に親しみをより感じ、穏やかに、こまやかに大切に接していきたいと特に感じた1年だったように思います。行ったことのない国や街を旅するよりも日常の暮らしを大切にしたい、食べたことないものを食べてみたいというよりは普段の食事を丁寧に考えたい、遠くに広がる夢よりも手の中にある機会を大事に感じたい…トシでしょうか、疲れてるのでしょうか、どっちでもいいです笑、割と気に入っています。この調子で、来年も、できるだけ余計な物を持たず、ちいさなことには拘らず、くよくよ考えず、こざっぱりと、魚をよく食べて、よく歩いて、おひさまを浴びて、元気に暮らしていきたいです。


今年もたくさんありがとうございました。
皆さまどうぞ良いお年をお迎えくださいね。楽しいお正月を過ごされますように。

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