久々のエスクラin浜松

7月が下旬になったあたりから、ずっと家でチューナーと睨めっこしながらエスクラの音程練習ばかりしていたものですから、帰ってきて、もうあの小さいケースを開けなくていいのか…と思うと、まだちょっと変な感じです。

8/4、北文化会館での「みんなのコンサート」終演後に浜松へ直行して(浜松、涼しかった…京都がいかに暑いか、思い知りました…)、【第25回ヤマハ管楽器国際アカデミー・オープニングコンサート】に参加してきました。
講師の先生方に、国内ヤマハプレイヤーが加わっての第25回記念吹奏楽団。ホルストの第2組曲と、ミヨーのフランス組曲、そしてワーグナー「ローエングリン」より“エルザの大聖堂への行列”。エルザは昭和のブラスっ子にとっては永遠の憧れ。【栄光の全国大会名演集】みたいなカセットテープ(!)で、名門中学校の“エルザ”を聴いてはシビレていたものです笑。私は、“エルザ”なんかで勝負できるような学校にはついぞ縁がないまま吹奏楽っ子を卒業してしまったもんですから、こんな大人になって、エルザの、しかもエスクラを担当するなんて、3回くらい生まれ直して夢でも見ているような気持ちでした(なので血眼になって練習しました…)。

新幹線を降りて、会場に向かう途中でいきなり同級生の仁くんと会って、
「今回エスクラなんでしょう!4年生の時にやった(シバの女王)ベルキスのソロ、覚えてるわー!」
とカウンターパンチを喰らい(覚えててくれる同級生に感謝!)、会場に着けば大学時代憧れだった先輩や仲良くしてもらった同級生、後輩、懐かしい人や尊敬する人や恩人のような人や嬉しい人がたくさん。そして錚々たるスーパープレイヤーズも降臨。19時開始のリハーサル会場に少し早く入ったのに、音出しどころかほとんど座る間もないほど、あちこち駆け寄ってはご挨拶し、再会を懐かしみ、わいわいしていたらチューニングが始まりました。

この日(本番前夜)のリハーサルは各曲1回通して、ちょっと返して、不慣れな曲だけもう一回慣れるために通して、で、20時半過ぎには終わり。当日のGPも、ホールの響きを確認する程度に、だいたい通して終わり。音程も、タイミングも、歌い方も、それぞれが、聴きながら、吹きながら。素晴らしい音のするほうへ、ある時は素晴らしき静寂へ向かって、皆が耳をすませて、そして、少ぉーし、吹きました。そんな感じでした。

本番会場には楽器を持った制服姿の中高生集団も沢山来てくれていて、それもとても嬉しかったです。何ヶ月もかけて、朝から晩までハーモニーディレクターを大音量で鳴らしながら徹底的に訓練して寸分狂わぬ演奏で勝ちに行く、そういう日本の夏な吹奏楽とは真逆のスタイルですが、こんな吹奏楽もある、と経験してもらえるのは、すごい機会だな、と感じました。浜松の子たちが羨ましいと思いました。

マチューさんの「エルザ」冒頭のソロ、しびれました。。清らかなエルザが目に見えるようでした。。

終演後、クラパートで記念撮影。
左から、竹内久力くん(フリーランス)、ジェローム・ヴォァザンさん(フランス国立放送フィル首席)、山本梓ちゃん(フリーランス、コリンズクラス通訳)、マイケル・コリンズさん(ソリスト)、伊藤圭くん(N響首席)、島田明日香さん(フリーランス)、ロバート・ボルショスさん(名古屋フィル首席)、イシュトヴァーン・コハーンくん(ソリスト)、そして私。コハーンくんの右肩の上の手は、私じゃなくてボルショス様です、念のため。…あれっ!ナンシーさんがいない!いま気づきました…ナンシーさんが写真に入ってない…ショック。ナンシーさん、テューバのポコーニーさんの奥さまで、クラリネット奏者ということで急遽一緒に演奏していただいたのです。隣で吹かせていただいて、あったかい音で、あったかい人で、親しくお話しさせていただきました。大好きだったのに〜…本番後のバタバタで、うまく声が届かなかったかな〜…今頃気づく自分にショック。

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リハーサルの時、向こう岸から私にウィンクしてくださっていたSaxのフルモーさんが(この時はただ「お茶目な人だなー」と思っていたのですが)、パーティの時に少しお話しできて、
「君、5年前もエスクラ吹いてただろ!ボレロのソロ!あれは良かった〜!」
…と、覚えていてくださったのには驚きました。5年前は、アカデミー20周年で、あの時は記念オーケストラだったんです、そこで震えながらボレロのエスクラを確かに吹きました…

5年も前の、こんな極東アジアでの夏の1コマを、そんなふうに覚えていてくださって、そしてそれをじかに伝えてくださるフルモーさんの温かさに感激しました。
↑その、5年前の、フルモーさんとの記念写真(左は、サックス奏者で大阪音大特任准教授の井上麻子さん。私の高校の先輩で、この時はフルモークラスの通訳で参加されていました)。
自分のSNSを遡って探し出したのですが、遡りながら、いろーーーーんなことを思い出して、この5年は本当に苦しかったので、川を遡りながら傷だらけになる鮭のような気持ちでした…痛たたた。


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思うことがありすぎて、書いたり消したりさんざん時間がかかったわりには、書きたかったことはこんなことじゃなかった気がします笑。まぁでもまた書きます〜!

更新が滞っていても、毎日気にかけて覗いてくださる方がたくさんで、申し訳ないのと有難いのとで一杯です。ありがとうございます。
暑い盛り、どうぞご自愛ください。また、迫る台風も大きな被害が出ませんように。

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