ベートーヴェンの散歩道

第638回定期演奏会にお越しくださいました皆さま、ありがとうございました。
心配していた今日のお天気も、思ったほどでなくて安心しました。
ただ、ぴかぴかの晴天がしばらく続いた後で本番日にくるんとお天気が崩れたので、リード楽器の我々にはとても神経のすり減る思いではありました…

おわりました、田園。

やっぱり本当の本当に難しい曲だと改めて思いました。何度やっても、もう大丈夫だろうと思っても、やっぱり本番ではあんなに怖いんだ、、と1日目で思い知って、その夜と翌朝は地蔵のようにじっと固まって過ごして、2日目。今日。終わりました。あぁ怖かった。。

ウィーンで勉強された下野さんの田園には、ハイリゲンシュタットの明るく清澄な空気や、青い空や、小川のせせらぎや、鳥のさえずりや、木漏れ日のきらめきが感じられるようで、あぁ、またウィーンの森を歩きに、ただそれだけのためにウィーンを訪れたいと思いました。

ハイリゲンシュタットというと、ついつい[遺書]という言葉が頭の中で続きがちで、なんとなく暗いイメージをお持ちの方があるかもしれませんが(私はそうでした、訪れてみるまでは。)、ウィーン市街からドナウ川沿いに少し北上したところにある、自然にあふれたとても素敵で閑静な住宅地です。ベートーヴェンの銅像も待ち受けていますが(笑)ベートーヴェンの住んだ家やホイリゲも点在していて、Beethovengang(ベートーヴェンの散歩道)を実際に歩いて木漏れ日の下で小鳥が鳴くのを聴いた時、感動に震えたことを忘れません。「あぁこれで私はきっともう田園を迷わずに吹けるに違いない!」と思いました(…迷いはしなくなったけど吹けるかどうかはまた別の話だったと気づいたのは後になってからのことです…)。その先には広々と葡萄畑がひろがるカーレンベルクの丘。てっぺんの展望台みたいなところからはウィーンの街が一望できます。ちょうど、京都に住んでいて、時々大文字山に登りたくなったり鞍馬山に登りたくなるのと似ている感じかもしれません。ただ、鞍馬山や大文字山よりもっとなだらかな丘陵なんです。だから、下野さん、ゆったりと長いクレッシェンド(だんだん大きく)やディミヌエンド(だんだん小さく)のニュアンスをとても大切にされていました。
下野さんとの6年が終わりました。
たくさんの得難い音楽体験を授けてくださった下野さんには、感謝で一杯です。
リハーサルの日。あまりにお天気が良くて、(今日の昼休みは、外だな)と決めて、お弁当つめて行きました。昼休み、練習場裏手の鴨川河川敷に出ると、コントラバスの神吉さんが既にいて、後から黒川くんが来て、フルート上野くんの弁当のビニール袋が風に飛んでいました。オーボエ契約団員の太田ちゃんがアイスコーヒー片手に颯爽と現れました。今度みんなで大文字山に登ろうと話しました。


*****

さぁ。いよいよ次はブラームス。
明後日に迫るカルテットとのリハーサルに備えて、明日は心穏やかに調整日とします。

平日夜ですが、ブラームスは後半だそうです笑、間に合うようでしたら、いらしてくださいね☆ 

0コメント

  • 1000 / 1000