たのしみなあした

散歩の途中に庭先や道端で真っ赤に染まっているほうき草(コキア)を見かけると、ちいさい頃に読んだ大好きだった絵本を思い出して懐かしくなります。題名も細かいことも何も覚えていなくて、ただほうき草が秋になると赤く染まって実がなったり何やかんやしながら最終的には刈り取ってホウキにする、そのホウキで空を飛べるかしら、空を飛べた…夢だった?…、みたいなおはなしだったのではないかと(記憶はかなりボンヤリしながらも)思っているのですが、その絵本の絵があたたかいタッチでとても素敵で、秋が色とりどりに深まっていく様子がほくほくと感じられて、夢みたいに嬉しかったことを鮮明に覚えています。あの絵本から飛び出してきたかのように鮮やかであったかい色合いのほうき草に出会えるこの季節は、本当に嬉しい。もう一度あの絵本を手にとってみたいなぁ。でもうまく調べられず。どなたかご存知だったら教えてください。たぶん、そんな立派な本ではなくて、幼稚園で毎月配られていた本のような、硬い表紙ではない、わりと薄い本だった気がしています。


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さてさて。
ドーンと定期週間で、他の予定をなるべく入れなかった先週とは打って変わって、あるいはその反動で?、今週は実に盛りだくさん、朝から晩まで分刻みに動き回る慌ただしい一週間です。そして来月のモンタージュさんでの公演(12/9ウェーベルンなど)と新年のアルカイックウィンズ(1/5クープランの墓など!)の合わせも近づいてきたので、分刻みの更に隙間時間に、ちまちまと譜読みを積み重ねる毎日。あんまり頭の中で考えすぎるとそれだけで疲れ果てるから、今できることだけで頭を満たすようにして、なるだけ心静かに、過ごします。

昨日・今日とオーケストラのみでのリハーサルをモリモリ頑張って、いよいよ明日から、スウェーデン放送合唱団さんが来洛され、初合わせです!
「“合唱”のイメージが根底から覆されるような、凄い団体ですよ!」
と、彼らをご存知の何人もの方々から教えていただきました。だけど、凄いんだろうなというのは分かっても、合唱のイメージって…ねぇ。そしてその“合唱のイメージ”とやらが、どっち側にどんな風に覆るのか、想像してもしても全く及ばず。ただ楽しみで仕方ないです。彼らと音を重ねながら、たくさん感じて、学んで、こちらからも発したいです。
土曜日は京都、日曜日は名古屋に参ります。皆さんも一緒に驚きに、いらっしゃいませんか!?

そんなわけで今週は祐子さんと楽しくバセットホルン週間。
いつもの楽器のようにはいかず、音程も、発音もまだまだ思った通りにはなかなか言うことを聞いてくれません。そして何より、息がくるしい!広上さん、ゆっくりだし苦苦苦。でもやっぱり、バセットホルンって、なんか、口から息が出てて楽器から音が出てるのはもちろんなんですが、吹いていると、もう、自分の心からじかに音が、歌が、思いが溢れだすかのように感じるんです。これは、とても特別な感覚。だから、自分で吹いてて泣きそうになるっていう笑ける感じでもあるんですが笑…不自由も愛して、苦しさも愛して、モーツァルトが愛した楽器をつとめたいと思います。夏に聴いた、古楽器のバセットホルンの、あのか弱くて壊れそうで全然大っきな音なんて出ない、あの儚い感じを、頭の片隅にしっかり置いて。(今の楽器は)結構おっきな音出ちゃうけど笑。

今回、フォーレのレクイエムとモーツァルトの交響曲がクラリネット無しで、大部屋での待ち時間を練習したり喋ったりしながら楽しんでいます。
写真は、祐子さんが、美味しいしじみの味噌汁の話をしてくださった翌日に、おすそ分けでくださったもの。美味しかったー!今週いっぱい頑張るぞ◎


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前述の公演情報詳細です

【Kammersinfonie】
12月9日(月)20時開演(カフェモンタージュ)
曲目:雨を描写する14の方法 op.70(H.アイスラー)、室内ソナタOp.48(G.ピエルネ)、室内交響曲 第1番 ホ長調 op.9(A.シェーンベルク)〈ピアノ五重奏版/アントン・ヴェーベルン編〉
出演:松本望pf、瀬尾和紀fl、小谷口直子cl、瀬崎明日香vn.va、上森祥平vc
※すみません、今見たら既に予約完売のようです。同じ日に京都コンサートホールで京都芸大の定期演奏会があります(モンタージュさんをはるか以前にお受けした後に知りました…)、私の代わりに応援に行っていただけたら嬉しいです…泣

【くつろぎコンサート〜アルカイックウィンズ2020】
1月5日15時開演(尼崎アルカイックホール・ミ二)
曲目:ディヴェルティスマン(ルーセル)、ピアノと管楽器のための五重奏曲(リムスキー=コルサコフ)、クープランの墓(ラヴェル)ほか
出演:市川えり子fl、大島八洲夫ob、小谷口直子cl、村中宏fg、三谷政代hr、大西隆弘pf

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