ぴろしくんのこと

昨日の本番、開場前の時間。
舞台の上で何人かの同僚が次の公演のための分厚い楽譜に黙々と向かっていました。
「…あかん、もう、夜中しか、さらう時間がない…」
私の左側から悲痛な声が聞こえてきました笑。ほんまですね。いつものことだけど、なんでこんななんだろう笑。
もう、風邪のひとつもひいている余裕がない◎。深呼吸して、日に1食は人間らしい食事をすることを目標に、年末まで走りきれますように。


さてさて。
シェーンベルクとアイスラーに脳がぎゅぎゅんとなったモンタージュが終わった直後から、今度は木管五重奏の怒涛の合わせが続いています。怒涛の、言い過ぎました。3日に一回くらいです笑。それぞれ活動拠点がバラバラなので、予定が細切れにしか合わず、それぞれの仕事の隙間を縫うように、バタバタバタっと。それでも、集まれば楽しく、嬉しい時間です。今日もこれから、合わせです。
年に一度、会えるのを楽しみにしているアルカイックでのコンサート。
今回は全員の予定と会場の都合がつくのがこんな日しかなく、分かってはいましたが、まだ30枚くらいしか売れてないと聞いて(ささささんじゅうまい!!)、すーごくピンチなので正直に皆さまにお願いをさせていただきます〜タスケテ〜焦〜!

くつろぐには新春すぎますが、そして今年の色々がまだまだな中では来年のことを考えにくいのも世の常ですが、お正月の運動不足解消に(JR尼崎から歩けばだいぶ歩けます!笑)、仕事始め直前に元気もらいに(きっと元気さしあげられます!)、もしお気持ちとお時間をいただけるようでしたら、お友達、ご家族、ご親戚、元カレ、元カノ、この際どなたでもお誘いいただいて、どうぞお越しください★タスケテ〜
ファゴット村中宏くん管打コン入賞記念のスペシャルソロタイムもあります。あとはルーセルの6重奏、アーノルドの3重奏などなどです。気づけば新春っぽい曲もくつろげるっぽい曲もひとつもなくて、メンバーが今やりたい曲を純粋に詰め込んだようなプログラムになりましたが、結果として意外や意外、知らない方にも聴きやすく楽しい曲ばかりになりました。ヤスオさんの名物トークをはじめ、我々も楽しくおしゃべりしながら、わははとほほぉがいっぱいのコンサートにしたいです。

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村中宏くん。ひろしくん。転じて、ぴろしくん。さらに転じて、私はぴろきちくんと呼んでいます。彼はいつも完璧で、頭脳派で、非の打ち所がないから、呼び方くらいポップにしたいのです。ぴろきちくん。

優秀な若い人がオーケストラに入ってきたとき、いつも、入団からどんなふうに変わって、どんなふうに変わらず、自分の立ち位置を見つけて、オケの中やオケの外で自分の輝かせ方をつかまえて、そしてその人にオーケストラがどんなふうに影響を受けていくか、そんなことをいつも楽しみに見ています。若い人の目がだんだん死んでいくようなオーケストラではいけないと思うし、私たちはいつも、後から入った若い人たちがのびのびと、自分の良さを生かしながら楽しく働ける場所でなくてはいけないと思います。また、どんな職場でも難しさというものは様々な形で有るものだとも思います、その中で、難しさのせいにせずにしなやかに生き延びて自分なりの光を放つに至るタフさも、同時に必要だと思います。そしてオーケストラは、新しく加わる若い人からも学びながら、新陳代謝を止めずにふくよかに空気を含んでいたいといつも思います。私たちも、栄養状態の良い時代に育った彼らがいつも完璧に吹く横で、出来るだけ足手まといにならないように、沢山刺激を受けて頑張ります。
ぴろきちくんの入団からの10年近くをずっと見てきましたが、彼の泳ぎ方は、本当に立派なものでした。ここ数年でもグッと存在感を増し、またこれから、飛躍の予感がとてもしています。
そんな彼が、この夏、人生最後のコンクールと覚悟を決めて臨んだ大会で、見事にタイトルを掴んで帰ってきました。来る日も来る日も仕事に追われながら、また、プロオケのポジションにいる彼はコンクール会場に行けば誰もに知られた顔であり名前であり、失敗できないというプレッシャーは大変なものであったはず。オーケストラの現場では30代半ばなんてまだ若手も若手ですが、コンクールの現場ではちょっと目立てるくらい最年長の部類です。私から見てぴろきちくんがひとつ下の世代であるように、ぴろきちくんにとってひとつ下の世代である現役学生や20代の若手は精神的体力的、そして練習に費やせる時間的にも、大変な脅威だったに違いありません。
本当によく頑張ったなぁ偉かったなぁという感慨とともに、深く尊敬します。私も頑張ろう。ぴろきちくんみたいな人がいてくれる京響は本当に恵まれています。ありがたいです。いつまでも居てくれると思っちゃいけないなぁ。いつもそう思っています。ぴろきちくんに限らずですが。素晴らしい仲間と一緒に演奏できることを当たり前と思わないようにしなければ。ありがとう。

まぁまぁ、話が長くなったような逸れたようなですみません^^;、そんな彼が、今回は1曲ソロを、吹いてくれます。何て言ってたかな、忘れたけど笑、とにかく今皆さまにお届けしたい作品を選んで、令和2年1月5日、アルカイック・ミニ(アルカイックホール内)にてお待ちしています!大人の方は、ペア券がおトクです。皆さまどしどしお越しくださいね☆☆☆

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