霜月の終わり

安美錦が敢闘賞をとったことを喜びながら、京響友の会会員様向けに、年賀状を書いていますょ(^^)

自分の年賀状はまだまだだけど、一足先に職場で配られて、みんなで分担して書いています。自分の書いたのがどなたに届くか分からないので、当たり障りのないことしか書けないのが残念ですが、一枚一枚、感謝を込めて書かせていただきます♪

自分の年賀状のことを思うと、気が重いばかり。今年もまたきっと第九とともに位の時期にしか始動しないのであろうと暗澹たる気持ちにしかなりませんが、日毎に届く喪中葉書を手にするたび、あぁ、年賀状に苦しむことができるのは今年も家族が皆元気でいてくれたおかげなのだから、と、改めて思います。
お淋しい年末年始を過ごされる方を思って、しんとなります。


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京都市交響楽団第618回定期演奏会、マニアックプログラムにもかかわらず沢山のお客様においでいただきとても嬉しかったです、ありがとうございました…!
ハルモニーレーレに沸いた二日間でしたが、終わってみれば、フェドロヴァさんの優しい響きが心に残っています。

華麗で勇壮な1楽章のあとに、あの優しい2楽章。ベートーヴェンの音楽にはいつだってあの内側の柔らかさにやられてしまうんですが、昨日は本当にダメだった。ベートーヴェン、きっと生きにくい人だっただろうなぁ。
その後にはまた華やかで堂々たる終楽章。名曲だから、名演を挙げだしたらキリがないだろうけど、フェドロヴァさんは、どこまでも女性らしい良さや彼女ならではの素晴らしさを失わないまま、彼女にしかできない美しさや可憐さやしなやかさ、力強さを纏って弾ききっていらして、そんな姿に、私はとても気づかされることがあって、やっと落ち着いた涙腺がまた緩むところでした。

ハルモニーレーレは、もう、終わってほしくなかった。



終わってしまったので、あとは走るくらいしかなくて、色々反省しながら、夜久しぶりに10km走った。ズボンがズって、走りにくかった。ゴム替えよっと。


私はたぶん、強くなりすぎた。
小さな体にそぐわないほどムリしすぎても笑っていられるくらい強くなることは、自分の外側がかたくなるだけで、強いとは言わないけど。