お知らせ

モーツァルトとベートーヴェンをぐるぐるする毎日です。
いよいよ明日から順々にリハーサルが始まります。がんばります◎


今日は、お知らせです。
個人的には、夏から続いているチャリティー第3弾企画です(今回は募金活動ではありません)。


真夏のチャリティー2公演を企画して以降、個人的には突然猛烈に忙しくなりました。自分が動いていることの先に、力になりたい人たちや喜んでくれる人たちが見えていたから毎日はとても充実していましたが、その一方で、学校生活も友達との親密な時間も本番や目標すらも失ってしまった虚ろな目をした学生たちの顔が、オンラインの画面の向こうでとても気がかりでした。

「この子たちのためにも、何か動かなきゃいけない」

自分だけでできることには限りがあるけれども、何か良い知恵はないものか…と、しばらくうんうんと考えていました。
そんなところへ、

『コロナでさまざまな機会が奪われた音大生や音楽愛好家さんのために、何か楽しく嬉しくワクワクできる日を作れないだろうか』

と、JEUGIAさんの佐々木さんが仰ってくださり、まさに同志を得た思いで、夜な夜なの作戦会議が始まりました。たくさんご相談させていただいて、ようやくお知らせできるところまで来ました。

なかなかアンサンブルの練習も本番も望みにくいコロナ禍ですが、モーツァルトのあの名曲を、プロの弦楽カルテットと一緒に演奏してみませんか?

カルテットの方々には無理をお願いしましたが快く引き受けてくださり心から感謝しています(涙涙)、音楽面も人柄も信頼する仲間にお願いできたので(みんな優しく明るいメンバーです♪)、初めての方も安心して、ただ感激のうちに弦楽カルテットとの共演を楽しんでいただけると確信しています。

JEUGIAさんは今回全くの社会貢献としてご協力くださいます。さすがは京都の音楽文化を支える老舗さんです(創業1898年!)、感染対策にも心を配ってくださり、ありがたいことです。私も、ボランティアでご協力させていただきます。スペシャル何とかと付いていますが、そんなそんなです。


せっかく今回の人生を「クラリネットを吹ける人」として生きているのに、この名曲を演奏しないで入れ歯になっていくのは勿体ない!ましてや、弦楽カルテットに囲まれて演奏できる幸せといったら。私は、どちらかというと弦楽器との共演が多いほうのクラリネット奏者であると思っていますが、この幸せを、一人でも多くの人に味わってほしいです。もちろん、弦楽器を4人相手にするのは、むちゃくちゃタイヘンなことです。ちょっとやそっとで泳ぎきれるものではない。聴くだけなら「あ〜名曲だなァ」で終わってしまうのが、中に入ってみたらどれほどタイヘンかつシビレる時間であるか、これはもう、体験したことのある人にしか分からない世界です。でも、私は、弦楽器と音を重ねてこそ、クラリネットがどれほど素晴らしい楽器であるかが分かると思っています。


…ほんとはネ。弦楽器のお友達のご機嫌を4人も取って、それも出来るだけ心優しくフランクなお友達を探しに探してです、オネガイにオネガイを重ねて、ごめんごめんを言い尽くして、心は常に土下座で、何とか小さくでも本番的な何かをこしらえて、そうしてようやく一緒に演奏してもらえるものだったりします。それでようやく始まったと思ったら、誰もが未経験な同級生同士では、この大曲に全く歯が立たず、どう組み立てていったらいいか、音程やタイミングが合わないのは一体誰のせいなのか、いちいち不穏な空気になりながら笑、やっとこやっとこ、だんだん勉強していくものかもしれません。
でも、今はコロナで、小さい部屋で5人集まって長時間かけてやっとこやっとこすることが叶いにくい世の中ですから、ステイホームのご褒美として、もう出来上がっているカルテットと一緒に吹いてみる!いかがでしょうか。今書いたようなことを学生時代にしみじみと経験してきた私にとっては、夢のような企画です。もちろん、やっとこやっとこの時間に素晴らしい学びがあるので、コロナがマシになったら、学生諸君は是非やっとこやっとこやってくださいね。でも、一方で、プロの人たちの中に入って、「あの人たちがどんなふうにアンサンブルしているのか」を感じてみることも、ものすごい体験になると信じています。

音楽愛好家の皆様は、まぁ、そんなに肩肘はらず、楽しく!吹きにいらしてください♪

まだあの曲は吹けそうもない、あるいはまだA管を持ってないという人は、良かったら聴講だけでもされたら、とても新鮮な気づきや学びがあると思います。スピーカーから平たく聴こえてくる音では分からないことがたくさんあります。コンサートで実演に触れたことがあったとしても、遠く離れた客席から完成品を一回聴くだけでしょう。難しいところをもう一度やってみたり、どうやったら上手くいくかを考える過程を見聞きできる機会はそうそうありませんから、是非スコアを持って、聴講にいらしてください、きっと今度は自分も!とウズウズすることになると思いますよ◎

こんな機会が、さまざまな方々のご協力により実現できることを、私自身がいちばんワクワクしています。
感染対策に気をつけながら、スペシャルな1日になれば嬉しいと心から願っています。
お申込み・お問い合わせはJEUGIAさん(担当:佐々木さん)まで。


気持ちを保って頑張り続けるのが誰にとってもとても難しい2020年になっています。
みんなで、モーツァルトに救われましょう◎