冬の足おと、私たちの原点

冬の始まりのような、夕方の匂いでした。今日のことです。
(写真は今日ではありません)

せっかく気持ちいい季節なはずなのに、今週は雨続きの予報でオマケに台風だそうですね。悲しいし洗濯物は乾かないし気持ちも沈みがちですが体調崩さず乗り切りましょう。



日曜日の西宮公演には、地元神戸が近いこともあり、ゆかりある方々が応援に来てくださったりもして、嬉しい本番になりました。

その中のお一人、岡本先生は、中学時代の吹奏楽部で顧問をしていただいた恩師です。実は、(もうこのブログで書いたことがあるような気もしますが)京響Tpの西馬くんも中学時代に同じ先生に教わっていて、だから西馬くんとは他人とは思っていません(勝手に)。
そして、岡本先生の大学時代の先輩やシゴト仲間にあたる人たちが、私が入団した当時は金管楽器に沢山いらして、だから私は入るなり

「お!お前、ミーゴの教え子なんやって!?」

と、よく可愛がっていただきました(ミーゴ、とは岡本先生の愛称)。身寄りのない新入団員には、それはそれは有難いことでした。感謝してもし足りない、そんな温かいおじさん達は今やほとんど卒団されてしまいましたが、テューバの武貞さんだけは現役で、だから、西宮の後は、武貞さんと、岡本先生と、西馬くんと私で、ひとときの宴をもちました。

私が今クラリネットを吹いているのも、西馬くんがトランペットを吹いているのも、中学一年生の春に岡本先生が決めた楽器がそのまま、なので笑、本当に正真正銘、私たちの人生を決めた人。当時、震えるほど厳しかったけど、音楽家になる夢を諦めた情熱すべてを傾けて私たちに音楽とは何かを教えてくれた人。私たちが音楽家になり、それなりに経験を積んだ今でも、岡本先生から教わったことで「うーんあれはちょっと違うかな(まぁ中学校の部活で習ったことだし仕方ないよね的に)」と思うことはひとつもないし、それは音楽面でもそれ以外でもです、教わったことの全部が私たちの血や肉となり助けてもらっていると感じています。単なる田舎のブラスバンドで音楽を始めた人間として、それは本当にミラクルと言えるほど奇跡的なことだし(あ、おんなじだ笑)、幸運だったなぁ、と思います。

あの時20代だった先生は今や50代になり、私たちは武貞さんに京響の未来を託されるようなトシになりました。これから新たな出発をされる先生には今度こそご自分の人生を愛して楽しんでいただきたいと思うし、私たちもますます先生の教えを胸に頑張っていきたい。

それにしても、タケシは立派なオケマンになった!久々にじっくり話して、心の姉としてはとてもとても嬉しい気持ちになりました。そして、武貞さんともオケの色んな話をさせていただいて、改めて、今の京響があるのは武貞さん世代が踏ん張って私たちにバトンを繋いでくださったからだと感謝の思いを確かめることになりました。私も、賢く、しなやかに、笑って、次の世代へ繋いでいきたい。


*****

今週末の津山公演へのリハーサルが始まりました。マーラー4番って、他の番号に比べるとわりとライトなイメージだけど、その分、いろんな個性的な表現を瞬時にどんどん求められる作品なので、なかなか頭がハードです。そして、ベルアップで首肩腰が痛む一週間。持ち替えで手のひらにマメができる一週間。がんばります!!


寒くなってきました。みなさまお身体おいといください。

0コメント

  • 1000 / 1000