ありがとう2017

沈んだ心をふっと軽くしてくれるのは、意外とそれとは全く無関係な人がかけてくれた、何気ない言葉だったりしますね。
美味しいものを食べても、綺麗な景色を見ても、どんな気分転換をしても敵わない、やっぱり人だな、と。近しい人の温もり、遠い人から届く想い、たまたますれ違った人との何気ないやりとり。『コタちゃん元気か!』…元気だろうなと思って言ってくれる人の投げかけも、何か察して肩をぽんとしてくれる人のそれも。良いこととそうでないことがたぶん同じ数だけ起こる毎日の中で、今年もたくさんの人に助けてもらったなと、年の瀬に浮かぶのはそんなことです。2017年もありがとうございました。
(いつかの青空)

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井上道義さんの第九が終わりました。

2日目は、道義さんの演出がまた加わって、さらに浮き立つ気持ちで仕事納めとなりました。
苦しい3楽章は、いつも、広い客席を眺めながら、自分の命と引き換えに(だって本当に苦しいんです笑)来年もよい年になりますようにと、祈るような気持ちで吹くことになります。今年もたくさんのお客様にお見守りいただき、お励ましをいただき、楽しく充実した舞台を重ねることができました。どの時も心をこめて演奏させていただきました。至らないこともありますが、お心に届く音がひとつでもあったなら、と思います。どうぞ皆様にとって素晴らしい2018年が訪れますように。

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それにしても、スカートで第九を吹ける(吹く気になる)までに15年かかりました笑。第九が終わるより先に年賀状作成に取りかかれたのも、今年が初めて。とても個人的なことながら笑、私自身にとってはすごく大きな変化で、喜んでいます。40歳になってなお、第九をまだ去年より楽に吹けるように感じた自分がいることにも驚いています。もうちょっと早く衰えが来ると覚悟していましたが、それより前に、経験と、脱力が助けてくれることを知りました。女子の皆さん、意外に大丈夫です!がんばりましょー!(ただし色々犠牲はあります推奨はしません全く笑)

今年度いっぱいで、ヴァイオリンの後藤さんが卒団されるそうです。雇用延長なしに60歳で。見た目が変わらずお若いから60歳とは信じられず、また、潔く次の世代へ引き継がれる姿勢にも感銘を受けます。

『コタちゃんの最初のオーディションの時はよく覚えてるょー。幻想のエスクラ、本当に楽しそうに吹いてたよねー!今でも忘れないよ、僕はアレを見て一発で君にマルつけたんだょ!』
(私は入団当時はTuttiで、Esclも吹くポジションでの採用でした)

…そうか、私が入った当時からを知っていてくださる方が、また減ってしまうんだなぁ、と、それまたしみじみと淋しくなりました。

私は25歳で大学院修了と同時に京響に入れてもらいました。まだ右も左もオーケストラがどんなもんかも分からないまま勢いだけで受けに来たと、今思い返せば恥じ入るばかりです。若さと勢いだけはあってもこの先どうなるか全く未知数な若者に、可能性を賭けてくださった当時の勇敢な楽員さんたちには尊敬と感謝しかありません。私に賭けてくださった気持ちに応えたい、裏切りたくない、何とか恩返しをしたいとの一心で、この15年やってきました。うまくいかないときは黙って見守ってくださり、うまくいったときは駆け寄って一緒に喜んでくださった諸先輩方に励まされ支えられてここまで来ました。
頑張れば頑張るほど1人になる、と絶望的な気分に心折れることも多かった人生中盤。でも、そんな私のヤワな絶望に耳を傾け共感してくれる人もいて、昔から変わらず見守ってくださる方々もいる。ありがたいです。やっぱり1人じゃないなぁ、と、改めて思う、2017年の暮れです。

2018年も、もうちょっと、シャンとして頑張ろうかな。でももう、まーまーギリギリです。優しくしてください笑

うさどらフレンチなんとか(美味しすぎて忘れた!)、と、焙じ茶@うさぎやcafe
早く食べたすぎて写真が雑で、いつもながらすみません。
どうぞ良いお年をお迎えください☆

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