ヨハネスのこと

平昌オリンピックが始まりましたね。

ただでさえ日頃から寒さに耐えて頑張ってる選手たちなのに、開会式くらい暖房ぬくぬくの屋内でキムチ鍋でも囲む会にすればいいのになぁ、と思いながら(違)、あれは絶対に寒い、可哀想すぎる、あー観てるだけでも寒い、と、部屋の暖房を1℃上げました。ごめんなさい。

みーんな、実力をいっぱいに発揮して、いい思いして帰ってきてほしい。
晴れ舞台は、そうであってほしいなぁ。


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リサイタルの後、指のささくれをやっと切って、洗濯をして、床の拭き掃除をして、モーツァルトをだだっと吹いて(←リハビリ)、資源ごみを捨てて、お礼状を書ける人には書いて、それで、やっと、部屋が、ちょっと普通に戻りました。まだ楽譜は片付けられていなくて、アンケートとかはまだ怖くて見られないし、録音なんてもちろん聴けないし、事務関係の色々もまだまだトランクに入れたままですが、ぼちぼち。

ぼちぼち、しゃんとしないと、と思いながら、なかなか出来ずにいましたが、今日、午前中にいつもの中学生を教えに行ったら彼女らが改めてとても素敵に可愛かったことと(これはまた書きます)、夜に明日本番のブラームスのリハーサルを赤松さんとしてきて、なんか、少し元気が戻りました。

ブラームスは、圧倒的に文句なしにピアノがとても大変なのだけど、あの音の多さと、ダイナミックさを相手に、単なる縦笛で、少ない音で和音も出せず笑、ビブラートもかけない中で、時間と自分のパッションを持て余さずに泳ぎきることが、本当に難しいのです。若かった頃は、ぜんぶを持て余して!、すっごく速くなったり笑、すごく大きな音で吹いてしまったり笑笑、気持ち悪く息がブレてしまったり、レガートもアクセントも短い音も、全部をどうしたらいいか全然わからなかった。途方に暮れるとはあのこと笑。でも、ずーーーーっと向き合って、ずーーーーっと試行錯誤を繰り返して、いーーーっぱい恥かいて、色ーーんなピアニストに一緒に弾いてもらう中で、あるいは弦楽器にヒントを得ながら、少しずつ見えてくるものがあったり、自分の腕の中にすとんと入ってくるものがあったりして、今に至っています。時間を捕まえる、というのは、本当に難しい作業で、若い頃は本当に出来ないものです。そのかわり、若い頃はどんなに速く吹いちゃっても指はついていくし、ここ一発のナゾの集中力もあるのだけど笑。失うものの代わりに、得るものがあって、失ったものを懐かしく思い出しつつ、いま自分の手の中にあるものが愛しいです。
赤松くんのブラームス、1番の出だし、もっと押し寄せるようなアッパッシォナートかな〜と想像していたけど、意外に陰鬱な始まりで、意外でした。いやいや、明日の会場のピアノを弾いてから決めると言っていたので、どうなることでしょう!楽しみ!(…そうです相手は怪物なので!私のミッションは呑まれすぎないことなのです!!笑。)
たった一回の合わせなので、本番の最後の音が終わるまで、お互いを聴きあって、感じ合いながら、2人のブラームスを見つける時間になりそうです。いや、何回合わせをしても、慣れた相手でも、いつも、そうです。音のやりとりをできるパートナーなら。


いい音楽と、いい音楽仲間に救われます。あぁ私には音楽があるんだなぁ、と、晩年のブラームスの優しさに教えられた気がします。がんばろう。明日は、しゃんとして、ちゃんとやりたい。ブラームスは、こわいから笑。


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この切手のデザインが好きで、鳥だし、と思って、お礼状用にたくさん買っておいたのだけど最後で何枚か足りなくなってしまって、まさに京都じゅうの郵便局を走り回って(ちょっとだけ大げさ)、やっと間に合いました。

鳥、自由に飛ぶのって本当に難しいなぁ…

…と思っていたけど、郵便局を延々ハシゴしながら気づいたのは、平和の鳩もコウノトリも、別に自分の幸せを運んでるんじゃない(゚o゚;;!!ということ笑。彼らはシゴトをしてるだけだ(たぶんだけど)。。。そうか…深いな…と思った、2018年冬。

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