ウサギちゃんに乾杯

南草津・ロマン楽器さんでの「小谷口直子×塩見亮 デュオリサイタル」にお越しくださった方々、お天気が心配な中を本当にありがとうございました。

なんといってもロマン楽器創始者であられる会長さま(先代社長)とその奥さまのお人柄に感激した日でした。成功されている楽器店さんにお邪魔すると、お会いすれば心にパッと青空の広がるような、何とも清々しい気持ちを分けてくださる経営者の方にお目にかかれることか多いです。楽器を届けるって、心を届けるお仕事でもあるもんなぁそうだなぁと思うのはこんな時。良いコンサートにしたいと心から思いました。

ピアノを勉強されているらしい小さなお客さまもたくさんで、それもとても嬉しいことでした。たぶんクラリネットを初めて聴く子もいるだろうから、たのしい曲も入れてほしい、という亮さんからの提案と、それとの対比でやさしい音やステキなメロディも、ということで、今回はあのようなプログラムを組んでみました。
お楽しみいただけたなら嬉しいなぁと思っております。


最前列中央で、かわいいお洋服を着た幼い姉妹が並んで座っていてくれました。
まだお小さい妹ちゃんがコンサートに飽きそうになるのをお姉ちゃんがきっと一生懸命励ましていたのでしょう、かわいいウサギのお人形が、お姉ちゃんと妹ちゃんの膝の上を行ったり来たり、最初から最後まで、なんとまぁ元気にダンスしていました…
譜面台の向こうで、必ずしも私の演奏する音楽とはリンクしないテンポで陽気に踊るウサギちゃんと、私は静かに闘うことになりました。気にするまいと思えば思うほど気になって、気になって集中力がどんどん剥がれていく自分に情けなくなって、こんなことではいけないと自分を奮い立たせるその自分自身に足元をすくわれて、でも女の子たちはとても楽しそうに聴いてくれているのだからそれで良いじゃないかと思ったり、でもちょっとどうしても苦しいので次のMCでさりげなくお願いしようかと思ったり、でも、どうやって?(無理)と思ったり、そうだ譜面台を上げて見えないようにすればいいんだコレは私のモンダイなのだからと思って上げてみたけど、高すぎる譜面台が不自然なことが新たに気になるばかりでウサギちゃんはまだまだその向こうで見事な跳躍を繰り広げていて効果なく…

完敗でした。参りました…


でも、最後まで楽しそうに聴いてくれていたから、良かったのです。良かったのです…。
アンコールの「だんだん小さく」の時は、ウサギちゃんも踊るのを忘れて聴いてくれていました…

人生、まだまだ修行が足りないと痛感した日。夢にもウサギが出てきました。ありがとう、ウサギちゃん。

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びわ湖での12公演も終わって、明日からいよいよ定期のリハーサルが始まります。明日からはもう比叡山の向こうに通勤しなくてもいいんだと思うとホッとして、今日はよく眠れそうです。



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