野球ばっかり観ています

朝から晩まで高校野球が気になって、隙あらばテレビを見、スマホで速報をチェックする、私の夏が終わりつつあります。今年もさんざん楽しませていただきました。関西勢が早々に散ってしまったのは残念でしたが、若い人が青春をかけて走り、守り、勝負する姿に励まされました。

夕方、バックネット裏のおちびちゃんたちが日陰に入ったのを見ると毎日ホッとしていました。憧れのお兄さんたちのプレイを間近に見られるのですから、日頃の教育の賜物でお行儀が良いのはもちろんなんでしょうが、緊張の走る場面で暑いのも忘れて息をのみ、見事な一球がキャッチャーミットにズバッと決まった時には小さなおじさんばりに唸り、延長タイブレークでいよいよという場面になった時、どちらを応援しているというのももはやないのでしょうが、思わず、といった風に小さな体が無意識に大応援団の声援にのって揺れる姿にきゅんきゅんしてしまいました。あの子たちもまた、ここを目指して頑張る若人になるんだろうなぁ。

清原の息子さんが、甲子園に立つ姿も、なんというか心底感慨深かったです。色々あったけど、きっと、お母さん、息子さんたちの前で一切お父さんのことを悪く言わなかったんだろうなぁ。それはどれほどのことだろう、どれほどのことだっただろう、と、呆然とするを超えて、なんか関係ない私が涙でちゃうみたいな、なんか変な感じ。すごいなぁ。人生って、家族って、生きていくって、しみじみするなぁ。亜希さん凄い。

「バッター、清原」

甲子園球場にこのフレーズがこだました一瞬で、私なんかでも、ゾワワワワッと、心が子供の頃にワープしましたから。世のおじさんたちなんて、もっとそうだったでしょう。清原って、ほんとにすごい選手だったんだなぁ。その分だけ、それはそれは、栄光の後は、生きにくかっただろうなぁ。でも。それでも息子たちが父の凄さに気づいて、また同じ道を追いかけるって、やっぱり凄い。息子くんたち、元気で、がんばってほしいです。幸せになってほしい。お父さんも!


夕方ふかく、休憩時間。その日の最終試合をチェックし終わってしみじみしている私の横で、同僚がおんなじようにスマホを覗き込んでいるので、何かなーと思うと、そちらはプロ野球。ふふふ。
プロ野球も、最近ちょっと観ます。日中、高校野球に沸いて、野球っていいなぁ!とどんなに感動しても、晩ごはんを食べながらプロ野球を観ると、野球を何にも分かっていない私が見ても、やっぱりプロは全然違うなぁ!笑、と、ホッと安心して嬉しくなります。プロは凄い。プロの道は険しい。でも、やっぱり凄い。私もがんばろう。


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