3/4寄付金集計のご報告

私が金沢で不慣れなヴォーン・ウィリアムズと格闘しているあいだに、事後作業を一生懸命してくれている学生たちから、寄付金集計の連絡がありました。
後日各種SNSにて彼らからご報告があるはずです、と書きましたが、なかなかアクセスしにくい方もあると思いますので、こちらでもご報告させていただきます。

3/4「能登半島地震に心寄せるチャリティコンサート」にて、皆様にご協力いただきました寄付金は、

総額 191,834円

となりました。この全額を、日本赤十字社を通じて被災地に届けていただきます。
コンサート開催のためにかかった費用(会場代、ピアノ調律代、チラシ作成代など)は、寄付金のほかに皆様よりお寄せいただきましたご協力金などによりまして全てまかなうことができ、出演の学生らからは参加料を一切出させる必要なく済みました。偉大なる応援団の皆様方に心より感謝いたします。
ご協力金として頂戴いたしましたお金はこの金額の中には含まれず、この後お礼状をお出しするところまで完了した時点で全ての経費の計算をし、残った金額は寄付金に追加して、送金する予定です。ですので、最終の寄付金総額は、もう少し増える予定です。

寄付先については、学生たちに考えてもらいました。私自身も、寄付先には毎回迷うし考えてしまうのです、今回は、彼らが調べて、考えたことを尊重しようと思いました。
彼らの答えはこうでした。
「自治体に直接送るほうがより被災された方に届きやすいと一旦は思ったけれど、よく考えたら、被災しているのは石川県だけではないと思って、そうしたら、どこか1箇所に限定することはできないと思いました。そこで、日本赤十字社の『令和6年能登半島地震災害義援金』の、【被災地全域への寄付】を選択しようと思います」
色々なお考えがあるかと思いますが、彼らの思いにご理解をいただけましたら幸いです。


ヴォーン・ウィリアムズの交響曲第5番。川瀬賢太郎マエストロの受け売りですが、Ddurのシンフォニーといいながら、最初はとても暗く沈んだ低弦の響きから開始します。続いて、Ddurに憧れるけれどまだ届かないようなホルンの音が遠くから聞こえ… 2つの世界大戦を経験したヴォーン・ウィリアムズが、第二次世界大戦のただ中に作曲した作品なんだそうです。だから…ということでした。クラリネットには、終楽章の終盤に、改めて優しく語りかけるようなソロがあり、そして最終盤には、なんと夢みるほどに美しく立ち昇る2オクターブのDdurの音階が用意されています。たどり着いた先には、ティンパニが柔らかなトレモロで引き受けてくれる、とっても特別な瞬間。私なりに祈りを込めて、大切に演奏させていただきました。

前半のコンチェルトのソリスト、オーボエの吉井瑞穂さんにもお会いできて、素晴らしいソロを聴かせていただけて、感激もいっぱいの金沢滞在でした。
美味しいものは、食べる余裕がなくて…でも、金沢らしいもの、お昼の定食でお刺身3枚くらいは食べられました。アンサンブル金沢さんの練習室がお借りできて快適で、リハーサルの前も、後も、夜まで練習していたらもう全然。楽屋口の守衛のおじさんおばさんと仲良くなれました。

京都に(ほぼ)帰ってきましたー!!
明日は、朝から大阪へ、某ママさんブラスの指導にお邪魔することになり、それはいいんですが、どういうわけか指揮まで振らないと行けなくなってしまって焦っています。どうしましょ、高校の時のインチキ学生指揮以来ですよ。しりませんよ。
指揮はできる範囲で頑張ることにして笑、それよりも、寝坊しないように!頑張ります!
その後は、来週のラフマニノーフ!!