春霞
びわこ小休止の土日は結局、仕事の前の時間と後の時間のカケラをかき集めて、洗濯と、ずっときれたままだったトイレットペーパー(!)をやっと買いに行けたのと、まだまだ続くびわ湖勤務に備えて食事の下ごしらえ…と言っても、ブロッコリーと里芋とかぼちゃを蒸したのと、人参とツナのいつもの(これはおにぎりの具になります)と、お米を炊いて、あとトマトを買っておく、くらいしかできなかった!…と、お風呂を掃除したくらいであっという間に終わってしまって、はぁ、散歩くらいは少ししたかった、もしくは銭湯に行ければもっと良かった、でももう仕方なくて、アレコレと時間に追われてバタバタするのももう許してほしいので、できなかったことは諦めて、出来たことに感謝して、土日終了。
でも、大学の生徒たちは本番を控えてだんだんに仕上がってきて、まだ伸びしろも感じられ、受験生たちは合同練習会でお互いに刺激を受け合ったようで、とても良い感じ。がんばれ〜◎
そして、月曜の朝。
春霞という名の花粉他さまざまな何かの中を、大津から歩いてホールへ向かいました。
いよいよ、H.P.(ハーペー=ハウプトプローベ=Hauptprobe…ドイツ語で本稽古、とかいう意味でしょうか、歌とオーケストラの音楽稽古が終わり、衣装もメイクも舞台装置も休憩もカーテンコールなどなどに至るまで概ね全部本番仕様で通すG.P.〈ゲーペー=ゲネラルプローベ=Generalprobe〉の一歩手前、みたいな感覚です。今回は衣装は無しで、舞台装置は多分あって〈私の席からは何も見えない〉、立ち位置等の確認や手直しや何かはされていました。字幕はまだでした。)が始まり、ついに各幕ごとを初めて通しました…
な、長い…
笑。
第1幕80分、第2幕70分、第3幕80分とかだそうです(考えたくないからあまり確かめてない)。途中、あー結構頑張ったな、と思いながら譜面のページ数をチラと見やると、ま、まだ(幕の)半分も終わってない…白目…みたいなことが、途中何度もありました。ずっと弾いてる人、ほとんどずっと歌ってる人、ずっと聴いてる人、本当にお疲れ様です…。私たち、割と持ち替え(A,Bb…忘れていましたCもでした)が頻繁なので、間違えないで持ち替えたり(今回は1番と2番が別のタイミングで持ち替えるところが多々あって、とてもスリルです)、10小節以上のおやすみがあれば2本の楽器の水チェックとお掃除と次の楽器の音程予測その他に常に明け暮れているので、結構忙しいし緊張感も持続するのですが、我らの前列の、持ち替えもなければ掃除の心配もなければ楽譜も我々の半分もないフルートの皆さまはどれほど長く感じられることでしょう…黙って待っておられます…そして時々吹いておられます…合掌…。
***
日付は変わって、火曜日の今日、H.P.2日目が終わりました。
この2日間、13時からのH.P.開始に向けて12時前にはホール入りし、とにかく目の前にある音符を追いかけ続ける作業を20時半まで…(°▽°)…いよいよ昨日と今日の境い目が分からなくなってきたような、なんなら今年と去年と一昨年の境い目も朧げになってきた(最後のほう、色んな懐かし動機が交錯するので)ような、不思議な感覚に襲われています笑。でも、ただ長いだけでなくて、ひと幕の間、80分なら80分、1度たりとも音楽が終止せず、次から次へととめどなく流れる音楽への耐性は、なんだか少しは出来てきたような気がしています。なんで?とか、あ!、とか、思わないで、ひたすら。笑。
これはきっと良いことと信じます。
そして、今日から合流されたブリュンヒルデ役のステファニーさんが、激烈に凄いです…ピットに居てもぜんぶ聴こえる…しらんけど…そしてキャストの皆々様ほんとに素晴らしいです。私たちもがんばろう。
明日、明後日とG.P.で、いよいよ週末本番です!
マーラーもさらっています◎
2幕と3幕の間に晩ご飯。
温野菜(だった)をひと盛と、写ってないけど即席みそ汁にワカメと乾燥ネギ増し増し。あと、おみかん(←必須)
おやすみなさい。
0コメント