びわこ小休止

最近とても幸いだと思うのは、よく眠れること。

長いあいだ不眠に悩まされていた時期があって、あの時は本当に毎日が使いものにならず、身体も心もつらくて、絶望感でいっぱいでした。

1月の7日を最後にまーったくおやすみがなく、おはようからおやすみまでが毎日分刻みでこのまま3月半ばまで行くのかと思うと静かに目を閉じて深呼吸するのが私の出来る全部ですが、それでも、今は夜お布団に入ったらきちんと眠れるので、何より助かっています。朝起きたらきちんとそれなりに元気で、気持ちはどうにかシャンとしています。大丈夫です。晩ご飯をまともに食べられるのが時々だとしても、眠れさえすれば。睡眠って、本当に偉大です。

3日間のオーケストラリハーサルに続いて、3日間の歌合わせが終わりました。1.5日ずつかけて両日のキャスト陣とお稽古させていただきました。

長いオペラなものですから、ザザザ、と、ある程度のところまで通したら数か所取り出して練習、また次のしばらくをザザザと通しては復習、というのを猛スピードで駆け抜けるだけで3日間があっという間に過ぎてしまうので、細かいニュアンスや音程やタイミングやバランス調整は（いちいち全体のリハーサルを中断して指摘されたり練習している時間がないので）もうほとんど、コチラで音を出しながら空気を読みながら隣近所で修正していく感じです。さすがに指環も3年目。京響、ワーグナーに少しずつは慣れてこられたかな、と、ささやかに手応えは感じています。まだまだだけど。これからだけど。このような機会を本当にありがとうございます。

この3日間はびわ湖ホール地下の大リハーサル室で。手前真ん中が私の席です（背後にコントラバス）。ハープさんが林立する向こう側に、キャストの皆さんの歌う高台が設置されています。金管楽器と打楽器は、遥か向こう岸。

時差がありすぎてほとんど参考程度にしか練習にならない京響合奏場に比べれば、ここは環境としてはかなり幸いですが、オーケストラピットに入ればまた距離感も聴こえ方も全然違ってくるので、あとはもう、来週ピットに入ってから。土日のオフを挟んで月曜日からいよいよあっという間に後半戦で焦りますが、大丈夫、本番含めてあと6回も通せますから〜〜〜（半笑い）

体調崩さず最後まで頑張りたいです。

休憩時間。私のはっさくは、おすそ分けすると他のものになって戻ってきたりを時々しています。

キャストの皆さんに加え、リハーサルを見学している指揮者や指揮者の卵のみなさんや、びわ湖スタッフの皆さんや、その他懐かしい人たちに会えたりもして、楽しいです。

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明日は朝から大学レッスン。

明後日は午後から受験生の合同レッスン会。

先生がんばります（ほとんど死んでいます）、君らもがんばれよ⤴︎