ウィーンな錯覚と大人の留学について各少々

朝起きてトマトをジューっとして飲みたくなったら、とうとう真夏です。


7月の三連休最終日のコンサートは、Casa Mozart(モーツァルトの家、の意)という素敵なサロンが会場でした。

モーツァルトゆかりの品々や楽譜、書籍、ウィーンを彷彿とさせる調度品に囲まれて、(一歩外に出れば酷暑の日本でしたが)ウィーンにいるような錯覚に陥りそうなほど素敵な空間でした。

プログラムはモーツァルトには全く関係なくて笑、えびびんとの思い出の曲ということでメインにはグリンカを、そしてベートーヴェンのデュオと街の歌、そしてクラリネットとファゴットそれぞれにソロを少々、という組み立てでした。

(えびびんとはたちゃんと。)


嬉しかったのは、芸大寮時代にとってもお世話になった寮母さんが特等席!で聴いてくださったこと(卒業後もずっとお付き合いは続いていますが、演奏を聴いていただくのは本当に久しぶりで、嬉しかった!)と、ウィーン時代のお友達が来てくれていたこと。この日のコンサートには、チーズハンバーグがとても上手だった裕子ちゃんと、オーストリア関連の素敵なブログの主で私の憧れの的だったソフィーさん(実はこの日がリアルには初対面!)が見守りに来てくれて感無量でした。


コンサートの時にも少しお話しさせていただきましたが、多くの人が若いうちに海外へ飛び出す中、私は色々条件が整ってようやく外に出られたのが30を過ぎてからと、嬉し恥ずかし『大人の留学』でした。若い頃に出ていたらもっと〇〇だったかも、と思うことは山ほどありましたが、振り返ってみても不器用な私にはやっぱりこのタイミングしかなかったと思うし、大人になって実地での経験も積み、自分なりの考えや具体的な疑問や目的を持ってから出ていけたことは、それはそれでとても意義深い留学だったと考えています。一年間プロオケから離れることや、音程の高い国(学生は概して音程が高めなのです笑)に居なければいけなかったことは恐怖でしたが笑。中でも私が思い切って留学して良かったと思う一番のことは、あたらしい友達が沢山できたこと。学校を出たあと社会のいろいろに飲み込まれる大人にとって、利害関係やその他いろいろとは無縁の純粋な友を得ることは、普通ほとんど難しいと思います。様々にユニークで魅力的な友人たちの存在は、ウィーンの音楽が私に教えてくれた沢山のことよりもきっと強く、これからの私の人生を支えてくれるに違いありません。折に触れ、各地で暮らす大切な友人たちのことを思い、感謝とともに彼ら一人ひとりの健康と幸せと成功を心から願っています。

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