冬じたく

突然冬のような秋が来て、半袖からタートルネックまでが3日ほどしかなかったような気がします(部屋着比)。

皆さんお元気ですか。無事に冬のお布団、出せましたか。私はやっと出しました。
急な気温変化が心身にこたえますね。どうぞご無事でいてくださいね。


先日の定期演奏会は、プログラムのせいか、世の中が少しずつ戻ってきたせいか、楽屋口にたくさんの、(マエストロやソリストのサインを待つ列ではない)楽員それぞれを待ってくださっているように見えたお客様の人だかりができていて、出てきた楽員とお客様がコンサートの興奮と余韻を分かち合っているようなその景色がとても懐かしく、嬉しい気持ちになりました。やっぱりお客様あってのコンサートです。ありがとうございます。

ダフニスとクロエの第2組曲は、私にとっては大学4年の最後の定期演奏会で取り組んだ曲。一瞬で頭の中が青春に戻るんだから可笑しいもんだよね、と、実は同僚のオーボエ・土井ちゃんは大学同期なので、彼女とそんな話をして懐かしんでいました。
私はあの時エスクラを吹いていたので手元がその頃に戻らないのが複雑な気持ちですが、指揮の松尾葉子先生にプチクラ、プチクラ、と可愛がっていただいたことを嬉しく思い出したりしました。
当時のメンバーの多くがそのままプロになり、もちろん他の道を選んだ仲間もいます、それぞれが今もあちこちで活躍しています。私も頑張らないとなぁ、と、改めて思います。


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先月のブラームス→マーラー→ワーグナーからのダフニスの期間、思った以上に他のことを何にも出来なかったので、定期を終えてからの1週間が酷いものになることは早くから確定していました(自業自得)。覚悟はしていたものの予想以上に痛ましい1週間となり…ちょっと今、また半透明になっていますが、でも、来年にむけて楽しみなお知らせをいくつかできそうな、その準備を、してきました。
どうなるかな。わくわく、ドキドキ。ひやひや。
Naoko Kotaniguchi Official Blog

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