ド! ド! ド!!
…♭シですが笑。 失礼しました。
京都市交響楽団 第612回定期演奏会、第1日が終わりました。
暑い中お越しくださいました沢山のお客様に心より感謝いたします。
いずっちが帰ってきましたよー!!
泉原くん。よかったです。心配してくださったお客様がたも喜んでくださって、本当にとっても嬉しい。今回はトップサイドでの復帰ですが、徐々に本格復帰です。どうぞ温かくお見守りください。
そして!明日が終わったらトランペット首席のハラルドが約一ヶ月の育休に入ります!しばらく淋しいです。明日も14時開演、どうぞいずっちの元気な姿と、しばらく聴き納めなハラルドに会いにいらしてください〜⭐︎
今回ゲストコンサートマスターには神奈川フィルの石田泰尚さんがいらしてくださっており、去年の真夏のショスタコーヴィチ以来の猛烈なオーラを放ってくださっています。すごいです〜我々も引き締まっております!
そして!(パート2)セカンドヴァイオリンのゲスト首席には、長岡聡季さんが。サトキちゃん、大学で1つ下でした。石田さんとまた違う、癒し系のオーラが♡。彼はブルックナー…とりわけ今回の5番を心底愛しているそうで、毎日一緒にご飯食べたり喋ったりしながらブルックナー愛を分けてもらっています♪
そんなこんなのいろいろで、明日で終わってしまうのが淋しいです。お席まだまだあるそうです(泣)、学生さんは学生証持参で各席種を約半額でご入場いただけます、席種は選べますが席までは選べないそうですが、窓口のお姉さんにダメ元で「音楽勉強しています、できれば舞台に近い席が嬉しいです…」(例えばです)と満面の笑みで素早く何気なく訴えてみてください、運がよければご配慮があるかもしれないしないかもしれないですがダメ元で♪(近くで見えたほうが80分耐えやすいと思います笑)
アントン。ブルックナー。
なんか、人間ドックみたいだな、と、リハーサルの途中で思いました。
誰にも解りやすい素敵な旋律や、それぞれの楽器の個性を生かしたキャッチーなソロに助けられることなく、ただ求められるのは美しい音と、純粋なハーモニー、精緻なアンサンブルと、丸裸にされる楽器コントロール能力。…みんな同じ検査着を着て、アクセサリーも外して、検査着の下はパンツ一丁で、ブラジャーもないから何かそこはかとなく頼りなくて笑、自分を守ってくれるものは日頃の摂生より他なにもなくて、外見の些細な美醜より血管や血液や内臓の健康を願う、みたいな笑笑笑。みんなでひたすら同じモティーフを受け渡しつづけたり、弦楽器がヴァイオリンもコントラバスもみんな一緒くたに同じ細かさで動いてるとか、オーケストラの一人ひとりが(自分らしさはひとまず傍へ置いて)オルガンの一部に、正確な部品のひとつになりきるような約80分。管楽器も、一人で吹いたほうが楽なのに4人でppでユニゾンを強いられたり、えーこんな音域でこんな音程シビアなことやらされるんですかとか、えーこんなとこでこの楽器にそんな動きさせますかとか、楽器を専門的に勉強してる学生だったら縮みあがるような、F難度な箇所がてんこ盛り。オケマンって、ほんとに凄いんだなぁ…あ、そうだ自分もオケマンだった頑張ろうと、思わざるをえないドMぶりです。いや、ドSなのか。アントンが。
私としては、4楽章の恥ずかしいソロに加えて笑、高関マエストロより楽しいベルアップのご提案をいただき、むっちゃ吹きにくいけどとても楽しんでいます。(ベルアップについて、今日のお客様よりご質問をいただきましたが、特定のパッセージについてベルアップの指示があるため、必ずしもクラリネット3人で上げ下げの動きが揃うとは限りません。隣同士でアベコベになっても、間違ったのではなくて、むしろそれで正解ですので笑、驚かないでくださいね笑)
そして上野くん素晴らしい。どんどん彼とひとつになっていけるのが楽しい。嬉しい。
一生懸命ついていきたいです。
ブルックナーは、本当に、取り組んでいるとだんだん心が浄化されていくようです。細かい技術ひとつひとつにも向き合い直して、オーケストラの響きも研ぎ澄まされていくようです。
明日も頑張ります!!
絶賛ダイエット兼体質改善努力中。う〜そろそろ折れそう。
なつめに胡桃とバターをサンド。
なつめがしわくちゃ笑。次回はバターをもう少し思い切って。
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