LOVE FOREVER!!

朝ドラを普通に見られる朝は、日本や世界が平和であってこそやって来るんだと、思い知らされるこの頃です。

『ひよっこ』を見ていて毎朝じんわりハッピーな気持ちになれるのは、どんな境遇にある人たちもみんな認められて、受け容れられて、幸せでいていいんだよ、と、言われている気がするからだと思います。主人公だけでなく、可愛い子だけでなく、結婚できた人だけでなく、平凡な人も、失敗した人も、不器用な人も、道ならぬ恋を抱きしめた人も、うまくいく人もいかない人も、みんなの人生を肯定してくれているからだと感じます。誰をも×としない、断罪したりしない、…そういえば、まだ誰も死んでない!ですよね?たぶん、誰もまだ遺影になってない。すごい…笑。


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明日、明後日に向けてのリハーサルが終わりました。
合奏場の難しい音響の中で出来ることは全部やったので、あとはホールに行ってから。みんなでよく聴き合って感じ合って、思い合って、広上さんの棒から広上さんの思い通りの音が溢れだすような、私たちの記念のコンサートはそんなふうになったら嬉しいなぁと、心から思います。


ラフマニノフの2番の3楽章に初めて出会った日(CDで、ですが^^;)の感動を、今でも昨日のことのように思い出します。弦楽器の湧き上がるような開始に、青い青い空が鮮やかに広がったあと、風が凪いで、夢のようなクラリネットソロが始まります。クラリネットは、こんな素敵な旋律を授けてもらえるような楽器だったのか、と、言葉を全く失ったのを覚えています。でも、実際オーケストラの中で吹いてみたら、ソロの一節が終わった後に続くしばらくのほうがずっと感動的だったことに気づきました。上へ向かうおたまじゃくしは渇望だと、願いだと、どうしても得たいものがあってそれに手を伸ばす衝動だと、少なくとも私はそう感じていますと、幻想(交響曲)の時にそんなことを書いた気がしますが、この楽章は見事に上行形の嵐です。そしてここにおいて、昇った後にあるのは、諦めの下降ではなくて、安堵の下降。必ず温かい安らぎの響きが、時々はチョット甘く切ない響きが、柔らかいおふとんのように迎えてくれます。そしてまた、たたみかけるように、みんなで昇っていく。『3連符は愛だ』と言った指揮者の方がいましたが、だとしたら、4楽章まで愛だらけ!大変!笑。みんなで昇って、明るい方へすくい上げて、拾い上げて、会場の、人生のどんな境遇にいる人も、みんなと、温かくて優しい嬉しさをきっと共有できそうな気がして、だから、この曲がとても好きで、とてもわくわくします。


武満さんは、ラフマニノフと真反対な世界観。途中何度も天に召されそうになるけど、踏みとどまります。息をひそめて、みんなで聴き合って、危ういリズムを忖度し合って、空気を読んで読んで、ベクトルがぐぐっと内側に向かう、ラフマニノフとはまた全然違う神経を研ぎ澄ませる作業は、何だかとても日本的だなと、改めて思いながらです。中山こうちゃんの、お鍋の底みたいな変な楽器、ちょっと叩かせてもらったらムチャクチャ難しくて降参しました。宅間さんと福山さん、大竹たけちゃんマンと高橋さんもカッコよくて不思議。みんなで天に召されましょう(違)。
ステージスタッフの皆々様にも感謝です。


明日の京都での公演は、京都の秋音楽祭のオープニングコンサート。すぎやまこういちさんの序奏で開幕し、ルーカスさんのソロでショパンです。だけど、台風が心配。今日、私は遂に大雨用のブーツを買ったので、ということは明日は意外に大して降らなかった〜なんてことになりそうな気がしないでもないですが笑、そんなこともないかもしれません。ご来場をご予定してくださっている皆さまにおかれましては、どうかくれぐれもご無理のない範囲で、どうぞお気をつけておいでください。
月曜日には台風一過の空となりそうです。東京公演はまだお席あるようです、サントリーホールでもお待ちしております!!



草間彌生あんみつ@フォーエバー現代美術館(祇園甲部歌舞練場内)ミュージアムカフェ

ははは笑  
(撮影可エリアにて ©︎Yuki)

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