1週間

覚悟を決めて1週間。

添え木で固定され包帯でぐるぐる巻きにされて、お姫さまのように過ごした私の右手人差し指は、指の腹側の腫れは殆ど引いて、指の先から2/3ほど青ざめていた皮膚の変色も少し範囲が狭まり、爪はいよいよ不気味に黒ずんで、爪の根本のあたりがまだ怪しいんですが、痛みはずいぶん治まりました。

ただ、全く動かさずにいたせいで、第一関節が曲がりづらくなり、第一関節と第二関節の間の筋肉が痩せ細って、驚きました…1週間で、こんなになるって、知りませんでした。人間って、普通に生活してるだけで、相当筋肉を使ってるんでしょうね…
これ以上仕事に穴をあけて迷惑をかけたくないのと、これ以上動かさずにいたらそっちの方が恐ろしいのとで、今週から、少しずつ添え木と包帯を外して楽器をゆっくり少しずつ吹き始めています。今日はずいぶん吹いています。でも、お医者さんには一応「少なくとも2週間の安静」と言われたので、それ以外の時間はお姫様に戻します。

指先に痺れが残っているのが、少しずつ動かしていくことで血行が戻ったり、新陳代謝が進んだりしてだんだん元に戻っていくことを願っています。楽器を吹く時に、クラリネットは指で穴を直接塞ぐタイプの楽器なので、穴を塞ぐ感覚が、結構だいじなんですね。でも、ピアノじゃなくて良かったと、心底思っています。ピアノだったら、痛い痛い!クラリネットは、指の先端で打鍵するわけではないでしょう、それから、同じ人差し指でも、左手じゃなくてよかったと思っています。左手人差し指だったら、私は最初の1週間、真ん中のソとファと、高いくらいしか吹けなかった笑。あ?高いレミファソラも吹けるか!…いや、それもあるけど、クラリネットにとっては、左手人差し指の方がうんと複雑な動きをしなければならないので、まだ、右手のほうが。よかった。

カルシウムとビタミンをたくさん摂って、よく寝て、右手のお姫様と働き方についてよく相談しながら、頑張って戻します。