若きマエストロ

絶対に持ち替えを間違える危険が無い、ということだけでも、(持ち替えを間違えるのが大得意な私としては)とっても心安らかではあるけれど、シンフォニー全曲通してA管、というのは、なかなか体力的にこたえます。特に、チャイコフスキーとか、ラフマニノフとか、ドヴォルザークとかもかな、こう、体の奥のほうからドハァーーーーっと吹かないといけないようなタイプの作品は、なんかもう、内臓がすり減るような、(内臓の)どれか1つくらい口から出ていったんじゃないかと思うような、そんな感覚。オケに入って最初の5年とか、いや、首席になって1番を吹くようになって更に5年とかかな、は、このテの曲を吹いたその後は、終わったら寝込んでました。もう今はそんなことはないけど、はぁ、くたびれた。体脂肪でも減ってないかしら。

今日は本当に、若きマエストロに乾杯、な夜でしたね。
若いロマンがほとばしっていて、エネルギッシュで、リハーサルのどの時ともまた一味違うパッションを見せてもらいました。そして、その傍に、豊嶋先生がコンサートマスターとして座ってくださっていたことが、さらに有難く心強く贅沢でした。豊嶋先生、学校では入試の受付をされているお姿くらいしかまだ拝見できてないですが笑、いやー、なんとも言えない迫力。たまらん。本番中、遠慮なく見入ってしまいました。あー、音楽だった!音楽の現場って本当に最高。
温かく熱心なお客様にも助けていただきました。私のソロも、皆さまに祈っていただいたお陰で何とか乗り切れました。深く感謝いたします。ありがとうございました!


悲愴のソロは、精神的に重ーーーく「くる」ので、なーんとなく、ずーっと、先月の終わりくらいから、ずーっと、何をしていても、頭の中でずーっと引っかかっていました。(そして実は、本当に嫌なのはあのソロ以外にあっちこっちにあるという。。)
Fgのほうが、中野さんのほうがずっと、最初から最後まで、嫌〜なソロがあって、ずっとリードもシビアだと思うし、びわ湖でもずうっと黙々と最初の低音「E」を捕まえる練習をされていましたが、…なんでしょうねぇ、ただ暗いだけでも、ただ明るいだけでもない旋律は、考えれば考えるほど精神的に深くこたえて、なーんか、あーぁ、と、なっていました。

弦楽器の皆さんがみんなして美しい音で陶然と、たっぷり歌っても全く息苦しくなることもなく滔々と歌いあげた後に、おんなじ旋律をたった1人の管楽器で行くプレッシャー。本当に嫌なんですよねぇ。まぁでも、旋律は1人だけど、案外1人じゃなくて、一緒にハーモニーで伴走してくれる人たちがまーまーな人数いて(それがまた神経使うんだけど)、スコアを見るとみんなppとかpppとかをたくさん纏いながら平然と合わせてくれて、1楽章のおシリのほうのソロなんて、最後は本当に息も絶え絶えで合図を出す余裕もギリギリなんだけど、それでもみんな私の息遣いに耳を傾けてくれて一緒に動いてくれる、何回やっても一度もズレたことがない、あれはもう本当に、思いやり以外の何でもないだろうなと、いつも感謝で一杯になります。

あー疲れた。
思ったようにいったところもいかなかったところもあるけど、とりあえず。
飲めたら、こんな日は飲みたいんだろうなーと思いつつ、(万歩計の)歩数を稼がないといけないついでもあるので笑、夜中まで開いてるカフェへ散歩に来て、マサラチャイ(と、ナイショだけどバニラアイス)!


何だか分からないアレルギーが酷くて鼻がスビスビいって上手に眠れなくてクシャミも鼻水も止まらなくてもう困ったなぁと思いながら、でもこれはいくらなんでもシンドイと思って熱を計ったら微熱がずっと続いてて、風邪やん!と自分でツッコミながら仕事以外の時間は出来るだけ死んでいた一週間も今日で終わり!
明日からはしばらく心の夏休み。
とりあえず寝て治しまーす。

皆さまも良い週末を☆

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