赤ちゃんいっぱい

皆さんご無事でしょうか…

今朝は、広島の平和祈念式典をテレビで見ながら手を合わせ、高校野球の開会式を録画予約してから会場に向かいました。

昨日今日と、京都市交響楽団「Zero歳からのみんなのコンサート2023」最終回でした。
昨日も今日も赤ちゃんいっぱい、小さなおきゃくさまいっぱい、かわいいかわいいたのしいコンサート!今回は、ボディパーカッションの山本愛香さんがご一緒してくださったポルカ「雷鳴と電光」(J.シュトラウスⅡ世)で、会場いっぱいの赤ちゃんたちが一斉に[高い高い]をしてもらう光景が、本当にハッピーに溢れていて、最高でした◎かわいかったです!!!吹くので忙しくてなかなか見てる余裕がなかったけど一生懸命見ました!こっちから写真を撮りたかったくらいです!撮れてたら、たぶん今年の素人写真コンクールはグランプリ間違いなしでした!
たくさん高い高いをしてくださったおとうさんおかあさん、おじいちゃんもしくはおばあちゃん!?、ありがとうございました!!

赤ちゃんたち、初めて聴くオーケストラの大きな音や迫力にびっくりして、泣いちゃう元気な声が響き渡っていましたが、びっくりさせてごめんね、でも、赤ちゃんたち、ちゃんと音楽を感じているんですね、指揮で司会の熊倉さんが
「今から、悲しいワルツをします」
と、「悲しいワルツ」(J.シベリウス)のお話をされていると、どんどん赤ちゃんも悲しくなって?涙涙の大合唱になるんですが、いざ音楽が始まると、

「?」
「???」

と、2日とも、同じタイミングでピタっと静まり返ったんです。
そんなようなことが、60分のコンサートのうちに一度でなくあって、なんだか凄いなぁ、と感激しました。
赤ちゃん大歓迎のコンサートでは、赤ちゃんや小さなお子さんが泣いてしまったり、大声をあげてしまったりすることに、親御さんはあまり神経質にならないでいただけたらなぁと思います。もちろん、お子さんにとって、一時的に外に出たほうが気分が変わったり、楽だったりするのであれば一旦会場の外に出ていただいてもと思いますが、そうでなければ、余計な気は使わずに、ママさんパパさんにもリラックスしてひとときの音楽会を楽しんで、味わっていただけたらどんなにか嬉しいと思っています。
全体的にタフなプログラムではありましたが、今日の最後の「スペイン奇想曲」(R.コルサコフ)は、特に大人の方に向けて、(まだまだ海外旅行も難しい世の中だけど)気持ちだけでもスペインへバカンスに行ったような気持ちになっていただけたなら嬉しいなぁと、我々からの夏のプレゼント!のようなつもりで、いつもより多めにハリキッテ吹きました。楽しんでいただけていたら、音楽っていいなぁって思っていただけたなら、とっても嬉しいです◎


ひとつ前の『みんなのコンサート』の「泥棒かささぎ序曲」(G.ロッシーニ)も久しぶりで難しかったから、サロメの後、浜松のエスクラと泥棒かささぎを一生懸命練習して、浜松から帰ってからはスペイン奇想曲を一生懸命練習して、今日帰って来てからは次の定期の「だったん人の踊り」(ボロディン)を一生懸命練習して、21時を過ぎてから9月定期の「コスミックトリロジー」(コネッソン)の譜面を広げて音源を再生したら、


…終わりました…
…私の夏休みはなくなりました…


春の祭典と、ダフニスとクロエを初演した当時の人々の落胆がいっぺんにわかったような気がしました…サロメの比ではないのが来ました…もう明日から誰にも会いたくないです…

Naoko Kotaniguchi Official Blog