ロメオとジュリエット

先週のことになってしまいましたが、アルペンシンフォニー、お楽しみいただけましたでしょうか。

真夜中からはじまって、徐々に日がさして、登山口から森に入り、途中に滝や花咲く草原、牧場や氷河…と音の描写だけで大自然のスペクタクルが感じられて、わーこれはやっぱり素晴らしいなーと、個人的には、一気にMilkaのチョコレートが食べたくなりました。

ウィーンから郊外に向かう電車に乗ると、ほんとにすぐ、モーモー牛さんが放牧されてるような丘陵地が窓外に広がります。曲の中で、カウベルが鳴ると、牛さんの匂いがする気がしたし、ひとり森の中を歩いていて思いがけず広々とひろがる草原にたどり着いた時の気持ちも思い出しました。ザルツブルクやインスブルック、バート・イシュルやハルシュタットなどを訪れた時に晴れ晴れと眼前に広がった美しい山々の壮観も。アルプス山脈の1番頂上ってどこなんだろう、そこには行ったこともないけれど、何だっけ、忘れたけど結構有名な観光地になっているナントカSpitzeみたいな名前の、とんがった山の先っちょに登った時には、脳内でアルペンシンフォニーの「頂上」の場面が響き渡ったものです(あれはどこだったっけ…)。
私の「アルプス」イメージはその程度ですが、氷河のところでは、先日撮りためた録画を観ていた中に氷河の番組があったので、それを思い出していました。滝のところは、那智の滝…はちょっと違うか笑、世界一の落差の滝をテレビで観たのを、イメージしていました。
でもやっぱり、Milkaのチョコが食べたいなぁ。藤色のパッケージに、牛さんの絵が書いてあるやつです。日本ではあんまり見ないかぁ、と思って検索したら、Amazonで普通に売ってますね。でも、高い〜
[Alpenmilch(アルプス牛乳)]味が一番好きです。とても甘いけど笑。


アルプスから下山したら、ブラームスの日曜日(月末のコンサートの合わせでした)と、オーボエ副首席奏者のオーディション3日間を挟んで、へとへとのまんま、すぐ『関西6オケ!』のためのリハーサルが始まりました。
「ロメオとジュリエット」(プロコフィエフ)のんちゃんセレクション。
沖澤さんとの数日をとても楽しみにしていました。でも結局、ほぼ1日しかリハーサルがまともになくて(2日目はフェスでホール練だけど1時間だけで、サウンドチェックでほぼ終わりでした)、練習が足りなくて次が何の曲か慣れる前に本番が終わってしまった!
まずは大阪の皆さんの大切な会に私たちも混ぜていただけたのがとっても嬉しくて、光栄で、がんばりたかったです。
それから、沖澤さんの素晴らしさを、大阪のクラシックファンの皆様にもぜひわかっていただきたくて!精一杯がんばりたいと、思っていました。
初めての『関西6オケ!』、ぐるぐる回転寿司方式で慣れないことが多く、久しぶりに会えた同業他社の皆様と再会を喜んでるうちに
「えっ?出てくださいって?もう出番だって!エー!」
となりました(汗)。転換速すぎ。ステージスタッフの皆様素晴らしかったです!!


大阪のお客さん、明るくて、あたたかく迎えていただけて、ブラボーサービス多めで、嬉しかったです。楽しかったです。ありがとうございました!
来年もお邪魔できたら嬉しいなぁ。
フェスティバルホール、綺麗で、ひろーくて、きもちよかったなぁ!吹きやすかったけど、もうちょっと慣れたい〜