神戸へ
昨年、12月が中旬にさしかかる頃、久しぶりに、神戸の街をゆっくり歩きました。
最終目的地は、我が街神戸のシンボル・ポートタワーのお膝元、神戸新聞社さん。
今年1月〜4月のシーズン、神戸新聞夕刊1面の「随想」欄(コラム)執筆陣の1人として参加させていただくことになり、ご挨拶かたがたお邪魔したのでした。
書くことは嫌いではないけど、好きな時に好きなように書くのとは違うという緊張感と、何より新聞だということ、きっぱりと締切日があることに、ドキドキが止まりません。
依頼をお受けした秋頃から、掲載中の方々の記事を実家で毎日切り抜いておいてもらい、拝読してきたのですが…神戸に所縁のあるさまざまな分野の、そうそうたる肩書きの方ばかり、そしてさすがに文筆を本業とされている方の文章の流麗さや研究者の方の内容の濃さ鋭さに青くなり、…いやいや私に求められているのはココではないし!(苦笑)、と思い直し、さりとて私と同じシーズンでの執筆陣にベルリンフィルのコンサートマスター・樫本大進さんがいらっしゃることを知り
「音楽屋さん枠、埋まってますやん…」
と、どよんとするばかりの昨年終盤でした。。
まぁでも、構えても私以外の誰かになれるわけでもなし、私は私で、いつも通りに書いて、せっかくいただけたこの機会を楽しんで、勉強させてもらおうと思っています。1月8日の夕刊が、初回の掲載になる予定です!
京響に入ってからこれまで、とにかく「京都の」アーティストとして早く認識してもらえるよう、ひろく愛着を感じてもらえるよう願い、心がけて活動してきました。その反面で、ふるさと神戸がどんどん遠く感じるようになってきたことも残念ながら事実でした。今回のご縁をきっかけに、自分の中の神戸の景色を再びあたため、振り返ることをし、また少しずつ我が街神戸との繋がりが何か戻れば嬉しいと、願っています。
(次の締切がまたひたひたと近づいており、それで、また、言葉の便秘が起こっておりました。年末分からのブログ更新が滞りました、失礼いたしました)
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