60周年ツアー(国内編)へ!
シェラザードを2日リハーサルしたら、さすがに不慣れな電子音のビートとチャスコンチャスコン(いずれも前回公演関連)が頭からようやく離れていきました。
静岡へ向かう新幹線の中にいます。
(くじけてばかりですょ〜ホントにもぅ〜)
これから土曜日まで、静岡(グランシップ)→愛知(刈谷市総合文化)→三重(三重県文化会館)と東海地方の皆さんのもとへお邪魔して、日曜日に京都へ凱旋します。おかげさまで、ゲストの五嶋みどりさんの絶大なるパワーと、京響を楽しみにしてくださる皆様のお気持ちをいただいて全公演完売と伺っております。大変有難いことでありながら、完売ということはチケットをお求めになれなかった方々がいらっしゃるということ、心よりお詫び申し上げます。どの公演も全力でお迎えいたしますので、またの機会にお越しいただけますよう、お待ち申し上げます!
去年の60周年記念ツアー(海外編)から、もうあっという間に一年とひとつの季節が過ぎたというのは、にわかには信じがたいです。昨日のことのように思い出すようで、もう何年も前のことのようにも感じます。それほど、私たちにとっては色々なことのあった一年でした。また、記念年でプログラムがキモチ盛り気味だったり、ロームシアター関連の本番が押し寄せてアタフタしたり、いつもより大忙しの日々でありました笑。
淋しいながらも喜んで送り出す仲間があったり、溢れる感謝で別れ難さを洗い流すしかなかった別れがあったり、不運や、様々なことがあって、あのツアーの頃とは私たちを取り巻く環境が大きく変わりました。 皆で踏ん張らなければとても堪えられない厳しい状況にもありました。それはある意味今も続いています。でも、また、この60周年記念ツアーを契機に、あたらしいステージへ進んでいけたらと、そんな願いでいっぱいです。
オーディションを控えていたり、色々で、今しばらくはゲストやエキストラさんのやや目立つ公演が続きます。京響は盆休みみたい、と、お客様よりヒンヤリするお言葉をいただいたりもしました。違うんです、と大きな声で言うことは叶いません。いろいろ落ち着かないことがあるのも確かです。ですが、外から様々に素晴らしいエキストラさんが来てくださることによって私たちは新しい刺激や貴重な発見を得たり、例えるなら久しぶりにパンツ(ズボンのほう…あ、パンティのほうでも別にいいですね笑。いえ、やっぱり一応ズボンのほうで!焦)を新調しようとしたら知らず知らずのうちに緩んだ自分の体のラインに気づくとか、そんな些細なようでビックリ仰天な、大いなる気付きです笑、慣れた仲間と譲り合い助けあって合う安心の音と、新しいシャキッとした何かに心底ハッとする嬉しさと。うまく書けませんが、とにかくそんなことで、私たちは私たちで今の状況をとても楽しんでいます。楽しんでいるし、今後の展開にとても期待もしています。新しい仲間もハッピーに迎えて、また、次の京響の音を探したい。オーケストラはナマモノですから。常に動いているし、変化し続ける。いい時のままストップ出来ないし、悪い時も永遠には続かない。私たちは、前を向いて頑張るだけ。全体を見渡して考え行動するのは骨が折れるけど、もうちょっと踏んばってみたいと思っている、アラフォーです。それよりまず自分、頑張れ(独り言)。
海外ツアーの写真、慌しすぎてソレらしい写真を撮れてなくて、ホテルに設けてもらった練習室に集う人たちとか、現地で知り合った謎のヨーロピアンとの写真とか、変な銅像とか、そんなのばかりでほんとにロクなのがなかった。ケルンの青空。
京都市交響楽団を今後ともよろしくお願いいたします…!
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