われは満ち足れり

京都市交響楽団第605回定期演奏会・第1日、おかげさまで無事終了いたしました。

他にも様々なコンサートやイベントと重なっていた中、またお忙しい中を北山へ駆けつけてくださいました沢山のお客様に、心より御礼申し上げます。終演後みなさまをお見送りさせていただきおひとりおひとり拝見しながら、いろいろご用をかき分けてお時間をいただいたんだろうなぁと想像しては感謝の気持ちがますます高まります。お顔なじみのお客様も増えてきて、とても嬉しいです。いつもありがとうございます。明日もお待ちしております!笑


ナブッコ序曲のあとはコンチェルトだから、セッティングの転換があるであろう〜、とタカをくくってナブッコ序曲を客席で聴いていたら、案外すっとベルク待ちモードになって、遅刻しかかりました…危なかった…

「ベルク、あんなとこに座って今日は一体何をしてはったんですか??」と、お客様のおひとりに言われてしまいました笑。30分ちかくある全曲のうち、そうですねぇ20分を過ぎたころに16小節だけ、出番がありました〜。見逃したというそこのあなた!明日もお待ちしています笑!。バッハのカンタータ第60番「おお永遠よ、恐ろしき言葉」終曲のコラール《われは満ち足れり》からの引用が、独奏ヴァイオリンとクラリネット4本で奏される場面。あまりに美しくて、16小節でも充分満ち足りました〜。。。


Es ist genug,

Herr, wenn es dir gefällt,

so spanne mich doch aus.

Mein Jesus kömmt!

Nun gute Nacht, o Welt!

Ich fahr ins Himmelshaus,

ich fahre sicher hin mit Frieden;

Mein feuchter Jammer bleibt darnieden.

Es ist genug!


スコアに歌詞も載せてあったのをパート譜に書き写してみたら、なんか泣けてきました。

曲の終わりのほうでもう一度このコラールが幻のように聴こえてくるところが更にたまらないです。

冒頭から、全曲を通じてクラリネットセクションが重要な役割を果たすこの曲。特等席で聴かせてもらって、つくづく筒井さんも玄さんも祐子さんも上手いな〜と思いました。ええ音。我ながら今回もナイスキャスティング♪ 正直いうと私自身は、待って待って自分の出番がいよいよという時、あと3小節、あと2小節、あと…うわぁ!合ってるかな!え?Bb管??合ってる??ウソー!!!…と、瞬時に不安が山ほど過ぎり、目眩がしました笑。合ってた笑。打楽器の人とか、トロンボーンの人とか、待つのが仕事な人の気持ちをちょっと想像できるようになりました笑。明日も頑張ります、お待ちしています!笑


シューマンは…

クララが夫のこの作品を聴いたとき、どんな気持ちになっただろう…ロベルトはこれをクララに聴かせられた時どれほど嬉しかったろう…(いつもの得意の史実には特に基づかない勝手な想像ですが)それを思うと胸がいっぱいになりました。3楽章はクララへの穏やかで深い愛情と感謝に溢れていると勝手に思って吹いています。あまりにいい曲すぎて、本番も皆でうまく乗っかれて、1楽章から5楽章まであっという間に終わってしまいました。明日もう一回で終わるのが淋しいけど、今日ちょっと細かく失敗してしまった反省を明日の午前中で修正して、第2日を楽しみたいと思います。


今回フルート首席のゲストで来てくださっている長谷(旧姓:津村)瑞さんは、実は高校の先輩です。単なる普通科の高校なので、こうやって先輩と前後で並んで吹けることは奇跡というか本当に嬉しく心強いです。長く九州交響楽団で活躍され、数年前にご結婚を機に京都へこられた後は関西のオーケストラでもたびたび客演されているのでご存知の方も多いと思いますが、私は初めて共演の機会をいただき、リハーサル初日から色んな意味で感激しています。今日の終演後は長谷さん、Vn杉江さんとプチ女子会とか言いながらいつものケーキ屋さんに行って、あれやこれや、オーケストラの話、さっきのシューマンの話、生活や身体や健康維持についての話、ソリストのアラベラさんの背中の筋肉が凄かったという話(見逃した方!明日もどうぞ!笑)、…などなどいろいろしました。先輩がたとお話ししていると、私なんかが全然気づかなかったことや、考えが及んでいなかったことがたくさんあるとわかり、まだまだだな〜と改めて思いながら帰りました。まだまだだ。Es ist noch nicht genugです。だけど、たのしい!とっても!



今日は余計なことを書きすぎた気がします

ついにコルクが取れてカチャカチャいうので応急処置してみました。かわいい笑

良い子はマネしないで楽器屋さんに行ってください。私も行きます

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