初冬の札幌へ

もう銀杏の匂いは微かにさえしなくなって、しっかり秋の深い夜の匂いのし始めた京都から、ユニクロのダウンをゴロゴロ(スーツケース?)にしのばせて、早くも冬の始まりな札幌に行ってきました。寒かった…。

訪札の目的は、これ。
札幌大谷大学で先生をしている(芸大時代のクラリネットの)同級生である河野先生(!)が、M.レーガーの講義があるよ、三界先生が来られるよ、との情報をSNSで知らせてくれて、飛びついたのでした。

仕事柄、「あっ、行きたい!」と思ったコンサートには大抵行けず(自分も同じ時間にコンサート、というのが演奏家あるある)、そうでなくても大抵無残に予定が(レッスンとか、レッスンとか。哀)が入っているので、諦めることに慣れています。そうでなかった時は!!!

自分の幸運を讃えよ!!

…で。後先はひとまず考えず即行動。神様感謝。


三界先生の高校時代からの同級生でいらっしゃる岡本孝慈先生(札幌大谷大学)によるM.レーガーに関するレクチャーと、札幌大谷大学学生さんによる見事な演奏をもとにした三界先生の公開レッスンという形で構成された講座は、「行って良かった」の一言に尽きる時間でした。あの場にいた誰もがレーガーを勉強し勉強し直してみたくなったことでしょう。私ももちろんその一人です。恥ずかしながら食わず嫌いのfis moll、帰ったらすぐにでも勉強を始めたいと思いました。
その他にも、講座の前後で他の学生さんや芸大受験予定の高校生が三界先生のレッスンを受講されるのを聴講させていただいたり、河野先生のご配慮で私も札幌大谷大学の学生さんをレッスンさせていただく機会を設けていただいて、「教える」側の勉強もさせてもらいました。「演奏する」側としての勉強と、「教える」立場としての学びと実践。一泊二日の慌ただしい旅は、もうゴロゴロにジャガポックルの1つも入らないほどお土産いっぱい、充実の旅になりました。

クラリネットのみならずピアノの名手でもあって、すべてのレッスンをご自身でピアノ伴奏をつけながら理論的に具体的な指導をされる三界先生。(私たちが学生だった20年前は30歳そこそこだったことも驚愕なのですが)20年前から全く変わらない見慣れたはずの景色に、20年経って自らも教える立場となった河野くんと私は改めて感動することばかり。レッスンの合間に三界先生の凄さ素晴らしさについて話しあいながら、私たちは三界先生のような教え方を出来る人にはとてもとてもなれなかったけど、若い頃に三界先生に出会えたことや今もこうやって傍で学ぶ機会をいただけることは幸せだし、それぞれがそれぞれに出来る方法で精一杯若い人に伝えていければいいね、それで、色んなアプローチで教える先生がいて、若い人が色んな人に習って勝手に上手くなってくようなのが自由で素敵だよね、と、そんなふうに話していました。(実際、私達が学んだ東京芸大は、当時3人の全くキャラクターの異なる先生方がいらして、クラスの垣根はうんと低く、途中でクラスの移籍があったり、ちょっとあの先生に習ってくる、あぁ君この曲はあの先生が得意だから教えてもらっといで、なんていうのは普通にありました。)

(河野くんとは、芸大受験で音出し室が同じだった日からの縁。笑。こんな日がくるとは。同級生って有難いとしみじみ思いました。ありがとう!)

今日のおやつ。札幌大谷大学の学生さん達にお土産に貰いました。美味しいらしい!その前に、何か柔軟に強くなれそうな名前っ!笑

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