書くのと喋るのと

喋るのは、書くほどには思うようにいかないな、というのが、今のところの無念です。

インタビューや取材を受けるのは、そろそろ初心者ではないはずなんですが、いつまでたっても、慣れません。
まず、思った順番では聞いてもらえなくて(当たり前)、最初の質問が来た瞬間に、自分の頭の中でやんわりと組み立てていた話の流れが全部吹き飛んで、あわ、あわわわ、となってるうちに何を喋りたかったか分からなくなる…そして多分、コチラが肝だと思ってることとアチラのアンテナに引っかかることが、大抵ズレる。で、思った通りの記事になったことがない。
はぁ、すべては、自分の喋り方がマズイのだと、反省しては対策を立てて全力で次に挑むのに、また、撃沈。そして、ますます取材が苦手になる。…の、繰り返しで20年近く来てしまいました。
もっと、事前のシミュレーションを鉄壁にすればいいんだろうか。いや、そんな、ガチガチに準備してもねぇ。…と、いつも思ってその結果がコレなんだから、今度は、次こそは、想定問答集など作ってガッチガチに準備してみようか。やってみないと分からない。自分が本当に向いてないかどうかは。はぁぁ。


でもだけど。
昨日は楽しかったんです。
5/29レーガー演奏会の取材をしていただきました。
コロナ禍でもあり私は今回は上京を諦めてリモートでの参加になりました。
取材というよりは悦子先生と(ちょっとだけ)久しぶりにお顔を見てお話しできたのが嬉しかったのと(!)、インタビュアーは片桐卓也さん。すごい方にお話聞いていただき恐縮でした。どんなふうに書いていただけるかは、私がぜんぜんじょうずにお話しできなかったので残念ながら心から楽しみにすることはないですが(悲)、でも、お話しすることで、お話しするために改めてザーッと勉強する中で、悦子先生のお話を聞かせていただく中で、また自分の思いや考えももう一段クリアになり、そしてコンサートへ向かう日々がますます楽しみになってきました。がんばろう。リードもしっかりととのえて、がんばろう。

「音楽の友」五月号、『People』のコーナーに載せていただける予定だそうです。

ここ数日のお天気で、そこらじゅうの桜の蕾がぐぐぐっと、ふくふくしていますね。
週末の雨が上がったら、きっと、いよいよ桜の季節がやってくる予感です。

日曜日のアルカイック木管アンサンブルが終わったら、来週はドヴォルザーク。楽しみに頑張りたいです◎


物欲がほとんどないので、留学先でも楽譜以外ほとんど大したものを買わなかったのですが、これは、向こうで買って持ち帰った数少ないいくつかのうちのひとつ。Ostermarkt(イースターマーケット)で見つけて、あまりに可愛かったのです。高さ3cmくらいでしょうか、小さな木の飾り。ウサギさんと鶏さんと卵さんの細工のところは紙ほどに薄いので、帰国時の荷物の中で最も厳重に梱包したのを覚えています笑。おかげで何とか無事にnach Japanできて、今年も飾れました。
Naoko Kotaniguchi Official Blog

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