4月のおしまい
4/26、お天気に恵まれた夕方に、鹿ケ谷の法然院さんで、ハープとクラリネットのミニコンサートを聴いていただくことかできました。
(緑の季節も美しい法然院さん)
去年の8月にチャリティーコンサートを開催させていただいた時には確か玄関(そして受付)となっていた土間が会場になっていて、最初は少し驚きましたが、音響も雰囲気もとても素晴らしく、法然院さんらしい積極的なお客様にも助けていただいて、今回も楽しくコンサートをさせていただきました。
(客席から見下ろす眺め。古い木の扉と、天井の古い梁、冬には活躍するだろう暖炉がとてもいい感じです)
訳あってハープとのコンサートはこれまで数え切れないほどしてきたのですが、京響の松村衣里さんとサシで共演するのは今回初めてで、色々と新しい発見と刺激とレパートリー開拓が叶いました。
予定外の質問コーナーで盛り上がった分、予定より5分ほど延びて終演。
アンコールでは、紆余曲折の末に、結局シューマンの「蓮の花」を演奏しました。ハープの音が合いそうだなぁと思ったのと、本番の後、お月様が綺麗な夜になったらいいなと思って選びました。
見上げて憧れる恋の素晴らしさ清らかさと、その切なさを描いたハイネの詩が秀逸で、シューマンの音楽が胸に沁みます。明るい月の光が静かに降り注ぐ中、蓮からこぼれるひとすじの涙。
蓮の季節も楽しみです。
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