5月の出演記録と予定
また、悲しい悲しいお別れがありました。
生きていくとは、死別の悲しみを重ねていくことなんだな、と、だんだん実感する年齢になってきた気がしています。
たくさんたくさん、温かく応援してくださった恩人でした。精悍で、いつお会いしても溌剌とされていて、お忙しくも人生を楽しまれるお姿に、たくさん学ばせていただきました。早すぎるお旅立ちでしたが、お姿が見えなくなっても、きっと近くで見守ってくださっていると思うので、恥ずかしくないように、私も、つとめて清々しく、生きていきたいと思います。
5月の出演予定を書くのを忘れていた気がします、書きます!
【京都市交響楽団 第656回定期演奏会】
5月15日(土)14時半開演(京都コンサートホール)
指揮:鈴木優人
曲目:歌劇「忠実な羊飼い」序曲より(ヘンデル)、歌劇「みやびなインドの国々」組曲(ラモー/鈴木優人編曲)、チェロ協奏曲(ヴィヴァルディ)、交響曲第7番(ベートーヴェン)
➡︎あちこちで、「ニコニコ配信観ました!」「よかった!」「楽しかった!」とお声かけいただきます。私たちも楽しい定期でした。そして私も結局2回くらい観ました。今までの色々の中でも1番と言ってもいいくらい、各楽器の音がハッキリと、そしてバランスも良く聴こえ、カメラアングルも凝っていて観たいところが観られて(あんなに映ってると思いませんでした、油断してました…)、クラシックはニコニコさんが断トツだと言われている理由がとてもよく分かった気がしました。ニコニコさんありがとうございました。
コメントで小谷口にお声がけくださった方々、ありがとうございました拝見しました嬉しかったです〜!「また九響来てください」「また福岡に」と何度か書いていただいて、九州の皆さんありがとうございます、6月と8月にまたお邪魔できる予定です(嬉)!
ニコニコさんの見逃し配信、明日5/22の23:59までご覧いただけます。無料ですのでよかったら是非、何度でも☆
(ずいぶん前に、クラシックに詳しい同級生に「好きな作曲家は?って聞かれたら何て答えるの?」と聞いたとき、「ラモー。」と即答だったことを、定期が終わってから思い出しました。たしかに、良かった…←初体験だった私)
【京都市交響楽団 名古屋公演】
5月22日(土)14時半開演(愛知県芸術劇場)
指揮:広上淳一
ヴァイオリン:三浦文彰
曲目:フィンランディア、ヴァイオリン協奏曲、交響曲第2番(全てシベリウス)
➡︎2年ぶりの名古屋公演、とても楽しみにリハーサルしました。三浦文彰さんと再び共演できるのを心待ちにしていて、今日来られましたが、もう、本当に、文彰さんのところだけ梅雨入りしてないんだなと思うような、冴えざえと響き渡る、萌え萌えわくわく胸キュンでした♡(違)。広上さんに質問に行くフリして文彰さんに「徹子の部屋、観ました♡」と言えました♡
凄いな、神様に祝福された才能を見たり聴いたりできるだけでなく、そこへ自分の音も重ねさせてもらえるなんて、もう、恋も愛も要らんなと思うような有難さです。家に中途半端な夫が居なくて良かった。…半分は強がりです笑、とにかくそれほどの素晴らしさです、と、お伝えしておきます!笑。だってシベリウスですょ、シベコンです。はぁーしびれる。自分にも色々しびれるけど。がんばろう。
今回はコンミスに会田りぼんちゃんも乗ってくれているので、個人的には宮崎の音楽祭が懐かしく思い出されもしています。弦楽器の本当に上手な人たちって、ほんとに見惚れます…
【マックス・レーガー クラリネットソナタ全曲演奏会】
5月23日(日)18時開演(京都公演:Cafe Montage)
5/29日(土)18時開演(東京公演:王子ホール)
出演:小谷口直子Kl.、岡崎悦子Klav.
曲目:クラリネットソナタ第1番Asdur、第2番fmoll、第3番Bdur(全てレーガー)
➡︎いよいよ迫ってきたとともに、もうすぐ終わってしまうと思うと淋しい気持ちも込み上げます。両公演ともにお席は既に埋まってしまい販売終了となっていますが、京都公演について、配信ご視聴のお申込みはまだまだしていただけます。1000円での有料配信ですが、リアルタイムでのご視聴はもちろん、その後も当日中は何度でも聴いていただけます。おかげさまで既にたくさんのお申込みをいただいているとお聞きしています、とても嬉しいです。音声のみの配信ですが、モンタージュさんのこだわりの音質でバッチリお届けいただきます。どうぞよろしくお願い申し上げます。
レーガーは、とてもフレーズが長く息が苦しいので、あまたある男性奏者の演奏音源は私には全く参考にならないどころか聴くだけで絶望的な気持ちになるばかりでしたが(ブレスをどこで取るか、の問題のみにおいて、です)、女性奏者が残してくれている数少ない音源がとても参考になり、励まされました。やはり男子と女子では体がまったく違うんだということを嫌というほど思い知らされましたが、そういう意味でも、体力的に大変な困難があるとしても女性奏者が果敢にレーガーの演奏に取り組むことには価値があるな、とも思いました。今回私が私なりに懸命にブレスの位置取りや前後の音処理、フレーズの持っていき方について試行錯誤を散々重ね、ひとまず今回の私としての結論を発表してみることによって、またその先を考えてくれる人がいたら嬉しいとも思うし、自分としてもまた先々で勉強し直す日にはどう思うんだろうな、ということにもとても興味があります。
全楽章を黙って1曲通すだけでも大変な集中力と体力が要ることが分かったので、3曲続けて演奏してみることは私と悦子先生の大アドベンチャーになります。どうか、お見守りいただけましたら幸いです。
この間とはまた別の、ブックカフェにて。
コロナでこんな時だけど、お一人様の多い静かなカフェで じー っと過ごすひとときだけが、癒しです。お店を開けてくださっていて、本当にありがたいです。
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