ぐるっぺんな日々(補筆完了)
12月20日(晴れ)
冬の晴れの日は大好きです。
空が青い〜〜!きもちいい!
しかしながら、近所のスーパーに棒鱈がドドンと並び始めて、めまいが…今年がもうあと10日ないなんて…(◎_◎;) ぐるぐるぐる
今年じゅうにやらねばならぬことにぐるぐるしながら、どうやら脳が忙しいと具合を悪くしやすい自分の習性が分かってきたので、つとめてandante comodoでいこうと思っています。
そんな中!昨日からいよいよ、ぐるぐるグルッペンのリハーサルが始まりました!!
楽譜に掲載のセッティング図。
広上さんのマネジメントであるアマティさんのFacebookページに、広上さん高関さん下野さんがグルッペンをコソ練されている動画がupされています笑笑笑
面白いので是非ご覧ください笑。
…と言いながら、リンクを貼ったり何なり技術がないので、すみません。
amati inc. facebook
と検索していただければ辿りつけると思います。一般公開🌍になっているので、Facebookをされてない方でもご覧いただけます。
昨日は広上学級、高関学級、下野学級、三ヶ所に分かれてリハーサルでした。今日はいよいよ、現地で合同リハーサル!どうなることやらわくわくです☆
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その後
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12月21日(晴れ?)
本番会場の「みやこめっせ」で、今日からリハーサルが始まりました!
広すぎてうまく写真に撮れませんでしたが
左から、1オケ(広上組)、2オケ(高関組)、3オケ(下野オケ)です。
打楽器以外は小編成のオケですが、打楽器はそれぞれに充分賑やかに並ぶので、各オケに各所からお手伝いにご参集くださったステージマネジャーズ、ライブラリアンズの皆様がいてくださって、世紀の大曲をじかに目撃したい人や、広上さん高関さん下野さんが一緒にいるところを是非見たい(面白すぎる!)と、何やかんや言い訳を作って来てくださる方や笑、もちろん演奏のエキストラの方々もたくさん。さながら一足早い忘年会のような、同窓会のような、面白い雰囲気になっています(指揮者の皆さんだけは大変!笑)。
ただ、広すぎて、休憩時間にトイレに行くのも遠いし笑、会いたい人に会おうと探してもなかなか巡り会えません笑。
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その後
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12月22日(雨)
リハーサル3日目が終了して、凄すぎる下野先生のお導きにより、かなりクリアに、確かに面白い仕上がりになってきました!
明日来てくれる生徒から、
「明日は自由席ですが、どこに座ったら先生が一番よく見えますか?」
と質問がきました。
先生、見えるけど、後ろ姿です笑。
オーケストラは3つとも、壁に向かって座っています。指揮者陣が、壁際で内側に向かって立っていて(お客様にお顔が見えます)、とても離れているけど、お互いにコンタクトを取り合います。
この曲は、指揮者がソリスト。膨大な情報量のスコアを見ながら、自分のオケを振りつつ、他2人の指揮者との連携を取り、全く同じ拍子で同じ速さで3人が振るところがあったり、順々に入っていくところがあったり(音のウェーブのように聴こえるのではと思います)、同時に鳴ってるのだけど3人三様の拍子でバラバラに振って途中で合流するような複雑な部分もあり、とにかく大変そうです。広上さんのあんな真剣な顔、見たことないですもん笑。
私たちオーケストラ奏者は、壁に向かって座っていて、ヨソのオケもヨソの指揮者も見えないので、ただ自陣の指揮者だけが頼り。たとえ自分のオケの指揮者がヨソとズレても分からないし、指揮者が「あー落ちた!ごめん!!」となったら、みんなで落ちる運命。笑。まさに一蓮托生です。南無南無笑。フレーフレー広上さん♡
3人の指揮者と3つのオーケストラが完全に一致することを求められているシュトックハウゼン『グルッペン』(「グループ」を意味するドイツ語「Gruppe」の複数形なので、日本語訳すると「団体たち(訳:高関さん)」)。
それに対して、ジョン・ケージの『5つのオーケストラによる30の小品』は、偶然性の音楽。30の小品の1つひとつが、開始から何分何秒あたりに始まって何分何秒あたりに終了せよということと(30曲は連続して演奏されます)、演奏しながら会場にラジオを流す、ということだけが全体を支配する決まり事で、指揮者はそれぞれストップウォッチを片手に目安のタイミングを出すだけ。各オーケストラは、自分のオーケストラ用の総譜を全員が見ながら、まばらに並ぶ音符の、自分の音が来たら吹く。誰が誰の音の後に出るか程度のだいたいの順番が決まっているだけで、長さも目安程度しか書かれていない。もちろんヨソのオケのことなんか知らない笑。つまり、偶然の産物を楽しむ音楽なので、何回演奏したとしても二度と同じ音楽にはならない。ただ、だいたい30分くらいかかります、それは楽譜に明記してあるので笑。聴き飽きたら、ラジオでも聴いて待っててくださいってことかなぁ、と、同僚と話していました笑。
シュトックハウゼンの、全く自由のない巨大な団体戦と、ジョン・ケージの、ほぼ自由。この落差の激しさが、明日のコンサートではミソになるのだと感じています。プロの音楽家が寄ってたかって真剣に遊ぶ、音のゲーム。ほとんど意味不明な、星屑みたいな音しか鳴らないコンサートですが、その星屑がどっちからどっちに流れていくかとか、突然大きな隕石が降ってくるような瞬間があったりだとか、あっちの銀河系とこっちの銀河系が呼応しあうようなところがあったりだとか、なにしろ“理解せねば”とは思わずに、音のジャングルジムに入り込んだような気持ちで、音を浴びる感覚を楽しんでいただけたらと思います。(だから、せめてどうか晴れてほしい!)
私たちも、こんな機会がなければ一生経験できなかったような作品。感謝でいっぱいです。とっても楽しんでいます!!指揮者だったら、死ぬまでに一度は振ってみたい曲なのかなぁ、二度と勘弁かなぁ笑。明日の終演後、レセプションがありますので、是非ご参加のうえ、聞いてみてください笑。
みかん箱の中で、静かに青ざめている子を発見したときの哀しさったらありません。声をあげてくれたら助けられたのに。気づけなくてごめん。ごめん。隣の子も道連れになっていたりして、もったいないと思う反面、一緒に付き合ってあげてくれてありがとうとも思う。
おみかんいっぱいは嬉しいけど、いちどきにそんなにたくさんは食べられないから、みかん箱はこわい。
写真は、慌てて救出して洗って乾かした子たち。おみかんだいすき。
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