花粉のCMが始まりましたよ(驚)
上桂の駅のホームで、数分とはいえ待つのが寒すぎて、迷わず待合室に入りました。さっき前を通りすぎたベンチで寒そうに座っていた半ズボンに丸坊主の小柄な少年が、私の行く先を見てくれていたのか、後から入ってきました。あったかい部屋に2人で避難できたのが何か嬉しくて
「寒いねぇ」(誰にでも話しかけるおばちゃん!)
と声をかけると、
「そ、そうですね」
と、照れつつしっかり敬語なのが余計可愛らしいような淋しいような。
「半ズボン、寒くないのん?」
「う、うん、さっき走ってきたから」
「そっかー!強いなぁ!!」
…でも少年の足は寒そうに粉ふいてました。寒っ!
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ここまで頑張ってこられたご褒美に、40歳になる年には自分のやりたいように演奏会を開くか、楽器を置いてドンと旅に出るかのどちらかにしようとずっと考えていました。考えてばかりいたら時機をやや逸してしまって、ちょっと慌てていろいろアレしていたのですが、旅にはまだ(足腰のたつうちは)しばらく先まで自由に出られそうだけど、思うように音が出るのはそれより短いかもしれないと思って、演奏会をご褒美にすることに決めました。
もう一度、今度は京都の皆さまにお聴きいただけたらと願っていたレーガーを、塩見くんに一緒に弾いてとお願いしたら、それならデュオリサイタルにしないか?…優しい友はそう提案してくれて、それで、塩見亮くんとデュオリサイタルを、5/27(土)の午後に開催することにしました。今日正式にホールを予約してきました。去年のリサイタルからほぼ一年。あのときにアンケート他で「ブラームスを聴いてみたい」と何人かの方に書いていただいたので、京都ではまだそんなに演奏していなかったらしい1番のソナタ(塩見くんの記憶による)も予定します。あのとき引っ込めた「温めていたちょっと暗めのプログラム」の、一部解禁。残りはまた。詳しくは改めてお知らせさせていただきます、まだ少し先ですがご予定いただけたらとても嬉しいです。5/27(土)午後です!
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大学の試演会で久々にウェーバーのコンチェルトを吹いて、やっぱりウェーバーが好きだと改めて思ったと同時に自分の原点を懐かしく思い出したような気持ちでした。楽しかった!共演してくれた二回生りさぽんブラヴァ!ありがとう!
今日からは音階練習もA管メインに切り替えて、来月のストラヴィンスキー「兵士の物語」に本腰。毎年の長野県・大町でのコンサート、今年は新たにヴァイオリンの魅力もご紹介したいと、杉江洋子さん(京響副首席)にご一緒いただきます。兵士は、クラリネット・ヴァイオリン・ピアノのトリオバージョンに栗林さとしさん(去年のフレディの!)の語りを加えて、贅沢な会になりそうです!お近くの方は是非おいでください。
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今週の京響はオーディション週間。今日ヴィオラの審査が一旦終わり、明日からはオーボエ副首席。いい人に来てもらいたい。いい人に入ってもらって、みんなでいい影響を受けて、もっといいオーケストラになっていきたい。
(おまけ)
あまどころ、という植物の、根っこを乾燥させたやつのお茶です。
李青さんで教えてもらって、この変なしょぼくれた棒切れみたいなの(写真右)が入った袋を買ってきて、わりと気に入って飲んでます。ティーポットにひとつかみ入れて、最初はお湯を注いで、最後は煮出して、とにかく色が出てるうちは飲めるとかで、しばらく飲めます。最後のさいご捨てるときには、しょぼくれていた棒切れがゴボウくらいに立派に膨らんでいるので、刻んでキンピラにでもできないものかしら、と思ってしまう。麦茶に近い味。新陳代謝を促すとか、あれ、あと忘れた。
そんなこんなで、うちにいて飲むのは大抵ノンカフェインのものばかり。いただくのは紅茶が多いので、人がきたときに必死にアルカフェインを淹れます。だから上手に淹れられなくて、へこむ。へこんだ話はまた書きます。
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