春の旅(後編)
生徒たちに「プリントゴッコ」が全く通じなかったショックが、軽く尾を引いている、GW終盤です。
来た道と違う道を通って駅に戻ったら次の電車までなんと1時間あって、ひぇぇと思ったけどまぁ急ぐこともなし、と駅舎を行き交うツバメを眺めていたら、
お茶を出してくださいました〜!(感激)
肥薩おれんじ鉄道、オレンジのジャンパーを来たアルバイトらしきおばちゃんたちが駅員さん。やさしかった。旅先では、こんな思わぬ優しさに出会うから、ちゃんとポケットに小さい京都のお土産を持っておかなきゃいけなかったなぁ。
あちこちで、もらいっぱなしのやさしさ、ごめんなさい。ありがとう!
*****
八代に戻って、前日にやり残したことを二つ。
ひとつは、駅前の喫茶店「ミック」さんに行くこと。もう70代という名物マスターが、なんと京都大学のご出身だそうで、だから京都から来たと行って訪ねてあげたら喜ばれるよ、と聞いて、これはお会いしなければ帰れないと思ったのです。
行ってみたら聞いたとおりのザ!な、喫茶店。でも、学生時代を京都で過ごされたと聞いてなんか納得の雰囲気。カウンターは地元の人らしきお客さんで一杯で、仕方ないからお店の様子ぜんたいが見える少し離れた空席にお邪魔しました。まだモーニングがいける時間だったから少し迷ったけど、名前が気になって、「ケアリーセット」。コーヒーもとっても美味しかった。帰りに、ドキドキしながらマスターに話しかけたら、やはりとても喜んでくださって、とても歓迎してくださいました。あぁ、やっぱり、阿闍梨餅でも持ってくればよかった。
もうひとつのミッション、黒川さんのどら焼きを一生懸命買いにいって(美味しかった〜♡)、八代とはひとまずお別れ。
そのあとは、救う神ありで熊本城にも立ち寄れ、熊本名物?・太平燕もいただけて、大満足の春の旅、終了しました。
…ただの個人的備忘録みたいになってしまいました^^; 最後までお付き合いいただき感謝します。
私の旅は、いつもこんな感じ。地味に、ゆるゆる、身軽に、楽しく。
*****
帰った翌日は、京都芸大で新入生歓迎会を兼ねての新年度第一回試演会。一年生は受験で吹いたコンチェルティーノをフルコーラス(とは言わないか笑)で。二年生以上は、問答無用でモーツァルト大会(+他に吹きたい曲があればどうぞの会)。今回は、ピアノ伴奏でなく、二人ずつペアになって、片方がソロ、片方が伴奏担当のクラリネット二重奏というパターンでトライしてみました。伴奏のオーケストラがどんな動きをしているか、ベースのビートがどう変化していっているかを理解することによって、歌い方はほとんど導かれると思うのです。なので、ピアノのお友達に黙ってにこにこ弾いてもらうばかりでなく、今回は伴奏譜から必要な音符を拾って伴奏を吹くことを春休みの宿題にしていました。それと、なんとなく上級者になってからしか吹いちゃいけないような、神棚にソーっと仕舞っておきがちなあの赤い本を、もう早いうちからたくさん吹き込んで、慣れて、親しんで、モーツァルトがちゃんと吹ける大人になって巣立ってほしい。これは、私の切なる願い。そんなこんなの、春の試演会でした。
試演会のあとは、それぞれ一品ずつ持ち寄る約束で、ラウンジで新入生歓迎ランチ(上村教授のレッスン室前で失礼いたしました焦)。持ち寄りパーティは留学すればよくあることなので、今から練習も兼ねて。実家っ子は台所に立ち慣れていなかったり、まだ人数から量の想定が難しかったり、こぢんまりしてしまったり、いろいろなのも、それもまた、これから練習。
一年生ふたりには、初めての共同作業として「タコさんウィンナー」をリクエスト。キャラクターは全然ちがうけど、それぞれいいキャラな一年生です。とってもぴったりな二人のチームワークで、朝早くから集まってタコだけでなくカニ、サメ、ペンギン、半魚人(笑)、マナティだっけな?なんかいろいろ爆笑の力作いっぱいでした。元気に楽しい四年間を送ってくれますように。
たけのこご飯にしなだれかかる、これは火星人?笑
楽しかったけど、前夜の仕込みと朝の台所フル稼動(の割には旅帰りで大したことができなかった)で先生は帰るなりダウン。
やっぱり食べに連れてくほうが楽かぁ。。。
*****
まもなく、ブログ開設から一年のようです。祝!祝! つつつ続いた〜!
ご愛読くださる皆様のおかげです、励みになっております、ありがとうございます!
それでは皆さま、よい週末をです♪
0コメント