上手に歌いたい

どうしても良い音で皆さんをお迎えしたいと思って、あんなに山ほどリードを仕込んだのに、本番が近づいてある程度いいリードの目星がついてくると今度はたちまち腰が引けてしまって、だいじにしすぎて、大きな舞台を託すにはどの子もこの子も間に合いませんでした…半年前のリードで吹きました…ありがとう12月29日君…。

全部で3曲しかないなんていう泰然としたプログラムは初めてで、というか、管楽器ではほとんどないでしょうね、なんだかいつもほど追い込まれてメトロノームと睨めっこで練習したりもなくて、でも、どうしてもあんなふうに清らかに美しく始まりたいと思う音や、どうしても思い通りに美しく消えていきたい音や、どうしてもこんなふうに描きたいんだという旋律線がいくつもあって、それらは、だいじに思えば思うほど手のひらからこぼれ落ちてしまうような、逃げてしまうような、練習してもしても、憧れても憧れても、という日が続きました。今回は、あくせくせず、平たい気持ちで、ただ穏やかに音楽を紡ぎたいのに、なんで、と。

だけど、リサイタルの数日前、歌手の玉置浩二さんがテレビで、こんなことを仰ってたんです。

「集中と気楽さと、
  “僕が好きなことなんだ これは(歌うこと)”って…

   だけど、“なのに何でこんなに緊張するんだろう”といったら

上手に歌いたいから。

それから、
人が拍手をくれるから。
って。そこに繋がるんですよね」

…そうか、玉置浩二ほどの人でも。
それから、そうか、上手に歌いたい…つまり、こんなふうに歌いたい、拍手をくださるお客さんに、こんな音を届けたい、という思いが強く明確にあるからこそ、緊張するんだな、だから、そうか、緊張していいんだな、と、そんなふうに私は理解して、とても嬉しくなりました。

本番の舞台で、全部は叶えられなかったけど、たぶん全部うまくいったらロマンがないので(ということにして笑)、それは今後の課題にしたいと思っています。


*****
久しぶりに音楽以外のジャンルで真剣勝負してる友達に会って、いっぱい刺激をもらいました。
私の一生懸命なんて甘っちょろいもんだな、とつくづく。
精神は学生時代のような爽やかさだけど、夜な夜なゴゼンサマで軽く目眩。身体は正直です。40歳。合掌。
びわ湖早起きがんばってます。


レッスンの前に、ミントティーとタなんとかオレンジのタルト@六花



プログラム3曲についての話に届きませんでした。あらためて書きます。


…タロッコオレンジ!たぶん。

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