ありがとうございました

青山音楽記念館バロックザールにて、『室内楽の悦び』京都公演が無事終演いたしました。
ご来場くださいました沢山のお客様お一人お一人に、深く御礼申し上げます。

岡崎悦子先生・耕治先生を京都にお招きでき、関西の皆様にお聴きいただけたことをまずとても嬉しく思うとともに、出演者3人揃って当日を元気に迎えられたこと、明るい土曜日の午後に沢山の皆様と音楽を共有できたことを改めて当たり前のことでないと感じ、感謝と喜びでいっぱいです。
ホールからの規定で終演後のロビーでのお見送りが叶わず、直接お会いしてお礼を申し上げることもできずお帰ししてしまったことを本当に無念に思っております。
皆様からいただいた温かで盛大な拍手を胸に、少し休憩したら、また、今度は秋に向かって、準備をしようと思います。10月、ウェーバーのコンチェルトが次の大きな目標です。楽しみにしていただけたら嬉しいです、がんばります!!


東京の公演は岡崎夫妻の主催で、マネジメントもついていたので、私は行って演奏すれば良いだけで、思い返せばとても楽(!)だったのですが、京都はまったく私ひとりの自主公演でして(オーパス・ワンさんには、チケットお問合せの窓口と、チケットぴあの管理のみ、東京分と併せる形で引き続きお世話になっていました。これだけでも、すさまじく助かりました。ありがとうございました…泣)、東京から戻ってからの1週間は、日中びわ湖の仕事をしながら、毎日毎日、追い込みの事務作業に追われました。取り置きチケット用の封筒を買いに走ったり、まだまだ日々新たにご予約いただいたりキャンセルの連絡をいただいたりする分のチケットを出し入れ・チェックをしたり、取り置きチケットの準備…封筒に名前・金額or精算済等を書いて封入する枚数と券種を何度も確認したり、一筆書いたり、作ったリストと何度も照らし合わせて確認したり…、ホールとのやりとり、チケット残券状況の照会・把握、当日精算・当日券・CD販売ようのお釣りの準備に銀行に走ったり、お手伝いしてもらうスタッフの子たちへの連絡・準備、当日の人数分の軽食の予約、飲み物、お菓子、持ち物の確認などなどなどなど…日毎に、頭と心が雑務のことでいっぱいになっていくことに焦りを感じながら、でもやっぱりチケットの管理に1番神経をすり減らしました。暇さえあればチケット原券とチケット番号と一覧表の3つを交互に睨みつけ、記入漏れや渡し忘れや売り間違いがないかどうか、夢にまで出るようになりました(白目)
4月の頃には全く売れる気配がなくてしょぼくれていたのに、おかげさまで近づいてくるとたくさんお声がけをいただき、そうなると小さい会場のことなので手違いで売りすぎたりしてしまったら大変なことで、残券チェックに血眼になるなんてことは本当は幸せなことなんですが、…頭が弱いので色々自信がなくて、何度やっても生きた心地がしませんでした…大物ゲストをお呼びして、自分1人で自主は、タイヘンだった…次からは、マネジメントをお願いしよう。絶対にそうしようと思います…

そんなこんなで追い込まれて、本番前の1週間は毎日豚しゃぶサラダかオートミールで乗り切って、当日はGP5分前まで雑事に追われ、GP終了後から本番10分前まで雑務の残りをし、バッと着替えてプーと吹いたら舞台の袖に居ました…

頭が沸いていくつ買ったらいいかわからなくなって買いすぎていたサンドイッチを持ち帰ったのを、翌日の朝と昼にぼそぼそと食べ、夜になってもお腹が減らなくて、今、梅干しを入れたお湯をすすりながらこれを書いています。
東京公演以降たくさんおやつをいただいて、自室がおやつの山になっているのですが、ありがとうございます、少しずついただきます…もう、疲れ果てている時に甘いものを食べたら元気が出る年齢は過ぎ去ったらしいことに、2年前くらいから薄々気付いています…お花がないだけ、助かっています…

演奏や音楽、悦子先生耕治先生のことについて、そして私がどれほど感謝しているかについては、また、もう少し頭が元気に戻って気持ちに整理がついたら、また改めて大切に書きたいと思います。


今日は、嬉しいことがあったので、そのことを、書き留めておきます。
コンサートの翌日の今日は、9時から、昨日聴きに来てくれていた中学生たちの学校へ、レッスンに行ってきました。
コロナのせいで演奏会に足を運ぶことも知らないままになった彼女らを、今回は招待したのでした。
初めて舞台の上にいる私を見たらしい彼女らには、私が普段とは余程ちがう人間に映ったようで笑、何かすごくストレートにきゃぁきゃぁしてくれたことがとても嬉しく可笑しかったです(わたし、レッスンの時、どんなにボヤっとしてるのかしら笑)。そして、今日のレッスンはいつもよりさらに活発に楽しく笑いのたえないものとなりました。
初めて聴くには相当マニアックで重いコンサートだったと思うけど、でも、コンサートに行ってみて初めて知るワクワクというのは絶対にあるはずで、その「ワクワク」こそが上手くなる特効薬であることを、私も自分自身の経験として知っているので、今回少しでも役に立てたなら嬉しいなぁと、じんわりしました。
午後からは、学校の体育館で、彼女らが保護者の方々向けに開くミニコンサートがあると聞いたので、今度は私が客席にお邪魔することにしました。

窓という窓、ドアというドアを開け放った体育館で、彼女らが入場してくる姿を見ただけで、涙が出そうでした。「吹奏楽部」に、またこの景色が戻ったんだなと。コロナのせいで、この2年余り、失われていた光景でした(奪われていた、と、言えるかもしれません)。そして、彼女らの手に、楽器があることが、また、とても嬉しかった。ご家族の方々が、私の予想を遥かに超えて大勢応援に来られていることも、感激でした。おじいちゃんやおばあちゃんも、小さな弟や妹も。お父さんやお母さんはホームビデオの録画やスマホでの撮影に大忙し。帰ったら、夜は大鑑賞会になるのかな。…そんなことも、本当に、コロナ禍で遠ざかっていた当たり前の景色でした。子どもたちに、ようやくこんな場が戻ったこと、それを果敢に守ってくださる現場の先生方の粘り強いご尽力と勇気と覚悟には、尊敬と感謝しかありません。

音楽屋なんていう軟弱な商売を選んだしまった自分に嫌気がさすことも時折ですが、私は私で、この立場から、何か誰かの役に立てる方法を、探してみたい。改めてそんなことを強く思った、ふらふらの夜です。

明日からはまた、びわ湖で元気な小学生たちを迎えます。寝坊ダメ、ゼッタイ!