Zart und sehnsüchtig
今月は下旬に九州交響楽団さんに客演の予定で、ツェムリンスキーの交響詩『人魚姫』を初めて演奏するので、ドキドキハラハラ、早めに譜読みに取り掛かっています。
ツェムリンスキーといえば、ずいぶん以前に経験したオペラ『こびと』がかなり大変だった記憶と(大変だったことしか覚えてない)、それからやっぱり、クラリネットに室内楽曲を書いてる作曲家というのはアブナイと思っといたほうがよい傾向があって、嫌な予感がするなと思いながら勉強してみたら、やはり。クラリネット、ソロいっぱい笑。
でも、誰もが知るアンデルセンの童話、人魚姫の物語なので、分かりやすくとても綺麗です。海の風景があって、広く遠く、暗く、海の底と、そこから上の世界と。水面に陽の光がキラキラしたり、嵐が起きたり、朝が来たり。憧れと、愛と、苦悩と、諦めと。はぁ、泣ける。
憧れといえばクラリネットだし、諦めといったらクラリネットだし、愛も苦悩もクラリネットの出番ですから(個人の感想です笑)、忙しいのは仕方ない。そして、美しいです…上手に吹けたら。わーん!ムズィ〜!
頭の中がすっかり人魚姫の気持ちな毎日です。いろんなため息をいっぱいつきながら、練習しています。
もうちょっと、がんばる。
今年は、3年ぶりに祇園祭が戻ってくるそうです。わくわくしながらニュースを見ていたら、今年のお稚児さんは何やらイケメン!イケメンやんイケメンやん、と(←言いたいだけ)、小さく盛り上がっています◎
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