11月へ
法然院さんにての『バセットホルンを愛でる秋の宵』、坂を登って暗い中をお越しくださったみなさま、本当にありがとうございました。
バセットホルンはまだまだ「いつもの楽器」じゃないので、ドキドキも多くて、最後まで『いつ音が出なくなるか(←慌てて楽器屋さんに何度か駆け込みました)』『いつ大洪水に見舞われるか』『次の指、何だっけ?(音程の癖がいつもと違うので、どの指を足すんだったか迷う)』心配たくさんしながらでしたが、大好きな楽器を楽しく吹けて、皆さんに聴いていただけて、とっても嬉しかったです。
改めて、モーツァルトの音楽の美しさに惚れ惚れとしましたし、バセットホルンの、切々と歌えると思ったら案外機動力があったり、チャーミングな馬力があったり、普通のクラリネットと遜色ないかそれを上回るくらい繊細なことができたり(カバードキーが多いとレガートや跳躍がこんなに簡単なんだ!?というのも改めて発見でした。普通のクラリネットって、他の木管楽器に比べても「直接指で塞ぐ穴」が多くて、これがかなり難しいんだな←他の楽器はこんな簡単なコトしてんの??と、ちょっと思ってしまった笑)、…まぁ音程は音域によってとてもマチマチだったり、普通のクラリネットにない小指と親指のキー操作がまだまだ付け焼き刃で四苦八苦したり(下の♭ミ、レ、♭レ、ドが出てくるたびに冷や汗)して苦労も多いですが、とにかく愛すべき楽器です。楽しんでいただけたならこの上ない幸せです。
聴きに来てくれていたお嬢さんたちが、帰りがけに
『バセットホルン欲しくなっちゃったー』
と言ってくれていたと聞いて、むふふ。何より嬉しい言葉でした。
そうでしょう欲しくなるでしょうむふふふふ!でも、買ってすぐ後悔するからやめたほうがいいです笑。勢いで買うところまではいいけど、支払いして冷静になった瞬間に、吹く機会がほとんどないことに気づきます。私はそうでした笑。でも、機会を見つけて、これからも積極的に吹いていきたいと思います。バセットホルンを買ったら、連絡ください。バセットホルン部、やりましょう!
半分苦し紛れに設けた「クラリネット属の楽器色々聴きくらべコーナー」でしたが、思った以上に準備と運搬が大変で、説明ももうちょっと練ってうまくやれたらよかった、そしてバセットホルンの口から小さい楽器の口に全然戻らなくって、大不本意!…でもまぁ、did my bestでした、失礼いたしました。
いざお話ししようとするとまだまだ知らないことや、不確かなことがたくさんあり、これからも勉強だなと思っています。
先週大騒ぎで(大慌てで)した初編曲『日本の秋のうたメドレー』も、ご好評いただき嬉しかったです。ホッとしました。うちに、先のまるまった鉛筆がたくさん転がっています…戦いの後です…
さぁ!バセットホルンを磨いて片付けて、衣装をエマールに浸けながら、今日は普通のクラリネットに間違えてひとまず明後日からの今週に備えます!
《今日さらうもの》
・ベートーヴェン7番
・コルンゴルトVn協奏曲
・あと何か
・火の鳥
・プロコフィエフPf協奏曲
・シェヘラザード
明日は朝から人間ドック→夜まで大学なので、実質今日しかない!(焦)
あんなに練習したウェーバーも、もはや跡形もなく消えてしまったけど、バセットホルンの口も、今日の昼には消える気がします…
9時だ!さらいます!!!!タスケテー
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