ふらいぱんじいさん

たぶん一人暮らしを始めた頃にスーパーの2階みたいなところで480円くらいでパッと買ったフライパンが、遂にお亡くなりになりました…

テフロン加工の、実に庶民的なフライパンでしたが、小さくて軽くて丈夫でフタはガラスで使い勝手が良く、カボチャやブロッコリーを茹で蒸し(たっぷりの熱湯で茹でることは、もう随分前にしなくなりました。切った野菜をフライパンに並べて、塩して、水をちょっと入れて、フタして中火で、あっという間です)にする時も、人参しりしりやキンピラゴボウやちょっとした常備菜を作るのにも、とても重宝するサイズで、そう、何より、スペインのミネさんに習ったスペインオムレツを作る時に、このサイズや深さや立ち上がりの角度が一番、ちょうど良かったのです。

オッチョコチョイな私のことだから、火にかけているのを忘れて何度も炭にしそうになったのに、ごめんと謝りながら洗えば何食わぬ顔で元に戻ってくれ(だからテフロン加工自体は既にずっと前に死んでいたはず。でも、焦げ付いたりしないんだもん、優秀^^;)、…そうなんです、テフロン加工は体に結構悪いらしいと知ってからも、これだけは自主的に捨てる気になれず、まぁそのうちダメになるだろうからその時に捨てれば…と、何となく使い続けていたのが、遂に壊れてしまいました。

テフロンねぇ。。。
でも、最近流行りの感じの鍋類はどれもこれも重くて、なんか50代くらいの料理家さんが、
「終活の一環で、もう重い鍋やなんやは全部処分しました。たぶん、トシとって、そのうち軽いお鍋じゃないと使えなくなる日がくるから」
と仰っている記事を見かけてから、鉄のナントカとか、鋳物のナントカとか(これはフライパンでなくてお鍋)、素敵なんだけど、買うのは躊躇するんですよねぇ。終活終活。
このフライパンが壊れるまで、もうちょっと悩もう…と思っていたら、半月くらい前に柄の先っちょのひっかけ穴みたいな部分が突然ぽこっと取れ、アラ取れたヮ、と思いながら使っていたら、今度は柄ごとボコっと根元から取れました。
長年お世話になったから綺麗に洗って記念写真…と撮ってみたら、幼稚園のお遊戯会で演じた『ふらいぱんじいさん』を思い出しました。美味しいものを魔法のように作ってくれるとみんなに愛されていたフライパンのおじいさんが、古くなって、柄がボキッと曲がってしまってから、もう用なしだ、と誰にも見向きされなくなって、ひとり放浪の旅に出る…でも!…みたいな話だったような。曲がった柄を、足を組んで表現して、海に漂う役をしました。誰にも相手にされなくなったら、一体どんな気持ちなんだろう、と、ボーっと見上げた、天井をやけに覚えています。


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マエストロ・ジェルメッティ氏との濃いぃ3日間が終わって、いよいよ明日から本番です。

私は後半のラヴェル3曲に乗っていますが、なんとこの3曲(道化師の朝の歌/亡き王女のためのパヴァーヌ/ボレロ)を、マエストロのご要望で全く続けて演奏いたします…そうです、ボレロしかない人も全員、休憩後から舞台に出て待ちます…キビシー!!
これは、フィギュアスケートで言うところの、6分間練習を昨日してからイキナリ滑る、みたいなもんでしょうか笑。リードも、なんなら唇も、刻一刻と変化するのです!…合掌…。まぁでも、パヴァーヌからボレロは完全に続けて演奏されるので、小太鼓さんとトップバッターのフルートさんと、それから2番手の私くらいまでは、変に間が空いてニギニギしく始まるよりも、もう何か不思議なヤケクソ感で始められるから、別にいいです。だけど、私たち史上最小の音量を求められております…でも、クラリネットは、ファゴットに繋ぐから、あんまり小さく吹きたくないんだけどなぁ、と思いながら、バレない程度に、体感しない程度に、こっそりじんわりいつの間にか、気分的にだけでも、中野さんが少しでも楽に入ってこられる音量に持っていけたらと思ってます。うまくいけばです。もう、微妙なトコを一生懸命狙っても、分かりやすい失敗をしたらボロカスだということを痛感した傷がまだまだ癒えないので泣、二日間無事に終えられるまで、黙って静かに神に祈ります。。。
とにかく、最初から最後まで、マエストロの目と耳が光りっぱなしで、こんなに気の抜けないボレロは初めてです(いや普段だって別に抜いてませんが)…こんなにリハーサルしたボレロも初めてです笑…金管の皆様お疲れ様でした…特に1番の聴きどころは、もういよいよ終わる、というあたりの、トロンボーンの皆々様の

ばぃィ⤴︎ん〜  ばぃィ⤴︎ん〜

のところです(分かりますか笑)
あんなキツいところで、あんなにあんな風に吹いたら、もう唇ちぎれそうだけど、すごく見事です!!Bravissimi!!!

道化師の朝の歌からパヴァーヌは、どうやったって拍手が来てしまうんじゃないかなぁと思うけど、小太鼓の福山さんが移動しないといけないことが分かったので、諦めることになったかなぁ。道化師の朝の歌、難しいんだもん、拍手無しは淋しいなぁ(独り言です笑)。さてどうなるでしょう。
“道化師の朝の歌はロックだ!”と、トランペットのハラルドが言っていました。パヴァーヌも、感傷的に傾きすぎないスタイリッシュなテンポ感の中で、とても抑制されそして全てが見渡せるような透明な響きに仕上がっています。3曲で1つの作品なんだ、だから続けて演奏するんだ、とマエストロが仰っていました。続けて演奏するのは発狂しそうな人が何人もいるとしても、たしかに、やってみたら、なるほど、と思います。ラヴェルはとんでもない天才。マエストロの描く音世界を、出来る限り再現したい。みんなでそう願いながら、二日間、なんとか2本揃うように(まだまだパラリンピックも毎日楽しみに観ていて、影響大。笑)頑張りたいです。

前半2曲も、ものすごくリハーサルしてました(*´꒳`*)


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例の持ち寄りパーティーは、みんな前回の反省を生かしすぎて、食べきれないほどの量になり、私は前回の恐怖(量が足りない、見た目が淋しい)が消えなくて保険で何品も用意してしまったのがほとんど冷蔵庫から登場せず笑、彼らからの要望だったタコ焼きも全く登場機会なく笑、刻まれて出番を待っていたタコとネギは、おでんの残りつゆでタコ飯になりました。
(箸置き、可愛いでしょ笑)


そして風邪をひきました。
この冬は、咳のひとつも出来ない緊張状態が長く続いていたので、生徒たちの入試まで何とか見届けたと思ったら多分気が抜けました。あと、人がウチに来た後は大抵寝込む私です笑。

寝ます(*´-`)

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