Musikvereinの幻

日中の陽射しは夏でしたが、夜風はまだ五月の匂いで安堵します。
散髪しすぎました。

京響第601回定期、第一日目終了しました。
ウィーン生まれで元ウィーンフィルVn奏者の指揮者ゲッツェルさんと、現ウィーンフィル首席フルート奏者アウアーさんをお迎えし、ザ・ウィーンなニコライの歌劇『ウィンザーの陽気な女房たち』序曲とモーツァルトのフルート協奏曲、後半にはバルトーク『中国の不思議な役人』とラヴェル『ラ・ヴァルス』…と、とても考え抜かれたプログラム。ウィーンで優雅に踊られたワルツは、時代が進むにつれて歪み、毒気を孕んでくる…ゲッツェルさんが意図された音楽の旅、時空の旅。お楽しみいただけたでしょうか。
リハーサルが進むごとに、本番中もますます、『あぁこの人はMusikverein(ウィーン楽友協会)でこんな風に音を紡いでいた人なんだな』…全然うまく言えませんが、何だかそんなふうに思い、コンサートホールとMusikvereinでは響きも雰囲気も景色も舞台の広さも何もかも全く違うとはいえ、あのGoldener Saalの金ぴかを幻に見たような気がしました。指揮者って、すごい仕事。やっぱり、その人の音がする。私たちも、彼から発せられるアイデアや空気感、身振り、そして力のある言葉に動かされ、日に日に音が変わっていく気がしました。
アウアーさんのモーツァルトも、日本にいたら忘れそうな、ものすごくウィーンだった。どこまでも優雅に、どこまでもfull of music。
さて、明日はまたどんなふうに変わっていくか。楽しみたいです。当日券・学生券・後半券出ます、皆様のお越しをお待ちしております…!

終演後は聴きにきてくれていた生徒を続きでレッスンして、今日の復習とh-mollだけさらって、夜は久々のCafe Montage。亮さんのベートーヴェンを聴きにいきました。いつもながらの美音をいっぱい浴びて、よい夜。すっかり元気。明日も頑張ります。

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